「ASKA裁判」栩内被告と妻が下すもう一つの“判決” 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「ASKA裁判」栩内被告と妻が下すもう一つの“判決”

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週刊朝日

 薬物で多くを失った男にとって、ここからが本当の闘いの始まりだろう。

 東京地裁は9月12日、覚醒剤取締法違反などの罪に問われていた歌手のASKA(本名・宮崎重明)被告に、懲役3年、執行猶予4年の判決を下した。直立不動で判決を聞いたASKA被告は、薬物の影響が残るのか、うつろな様子。裁判長に「あなたは自分本位で傲慢だった」などと諭されると、かすれた弱々しい声で「ハイ」と答えた。

 実刑はまぬかれたASKA被告だが、業界関係者からは歌手としての復帰は至難との声が聞こえてくる。

「一度薬物のイメージがつくと、今後、別のタレントが捕まった際などにも事あるごとに注目されてしまう。ましてASKAは元々人づきあいがうまいほうではなく、業界内に友人も少ない。ヒット曲の多くは『CHAGE&ASKA』名義という問題もある」(レコード会社スタッフ)

 仕事でも茨の道が待ち受ける一方、ASKA被告の知人で現在も覚醒剤取締法違反の裁判が続く栩内(とちない)香澄美被告(37)、そして身元引受人である妻との“三角関係”の行方も気になる。

 8月28日の初公判で、ASKA被告は栩内被告と長年の愛人関係にあったことを認めた上で、「大事な存在だと思っています」と告白。今後の関係について問われると、「その前にまだ話さないといけないことがたくさんある」と、交際継続も否定しなかった。このため、文書で「夫を支えていきたい」と主張していた妻との離婚は避けられないとの観測も広まった。

 一方、栩内被告は9月9日の公判で、これまで覚醒剤について「鑑定ミスか、第三者が故意に体内に入れた」としてきた主張を変更。「鑑定が事実なら、宮崎さんが私に使用しました」と、ASKA被告を名指しし始めた。法廷で「愛の告白」におよんだASKA被告を拒絶したような構図だ。

 このままでは「ひとり咲き」の治療生活となりそうな状況だが、ASKA被告の関係者はこう語る。

「法廷で栩内被告についてああ言ったのは、迷惑をかけてあの場で冷たい証言はできないという気遣いからのようです。奥さんは入院先の施設にもよく来ていて、献身的に支えている。ASKAは離婚と書かれたことに、『マスコミは何を書いているんだ』と憤慨しています」

 妻の“温情判決”に感謝すべきだろう。

(本誌・上田耕司、小泉耕平、福田雄一、牧野めぐみ、山内リカ/今西憲之、黒田朔、三杉武、横田一)

週刊朝日 2014年9月26日号


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