闘病経験者がまとめた「がんになってからの心得10カ条」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

闘病経験者がまとめた「がんになってからの心得10カ条」

このエントリーをはてなブックマークに追加
週刊朝日#がん

 がんを宣告され、しかも末期と言われ、絶望しない人はいないはずだ。しかし、そこから長く命をつないでいく人たちが、確かにいる。

 肺腺がんを患う青木晴海さん(58)だ。08年、咳が続くので総合病院を受診すると、肺からリンパ節への転移がわかった。専門病院で手術したが、がん細胞は大動脈と肺動脈に浸潤していて取れず、そのまま胸を閉じた。

 青木さんは情報学が専門の大学講師で、「アサーティブな考え方」を学生たちに教えてきた。それは自分の気持ちを大事にし、相手との関係をより良くするため、率直に「ことば」で伝えることだという。

「自分の研究テーマを、病床で実践した形になりました」(青木さん)

 手術の影響で、青木さんは声を出せなくなった。切開した場所が声帯の動きをつかさどる反回神経に近く、麻痺が起きたのだ。

「医師に『あきらめてください』と言われたけど、私にとって声がでないのは、がんになったことより重大事でした」

 入院しているにもかかわらず、声帯専門科がある別の病院を探し出し、「リハビリに通いたい」と、かすれ声で主治医に訴えた。了承を得てリハビリを続けた5カ月後、声を取り戻すことができた。

 放射線と抗がん剤治療を受けながら、09年2月、大学に復帰。その1年後、肝臓転移が見つかった。働きながら抗がん剤治療に通って5カ月後、肝臓のがんは縮小していた。


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

関連記事関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加
あわせて読みたい あわせて読みたい