猪瀬直樹の冷や汗が止まらない? 「徳洲会」裁判開始 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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猪瀬直樹の冷や汗が止まらない? 「徳洲会」裁判開始

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裁判の行方が気になって仕方ない(?)猪瀬氏 (c)朝日新聞社 

裁判の行方が気になって仕方ない(?)猪瀬氏 (c)朝日新聞社 

 猪瀬直樹前東京都知事(67)の「外堀」が埋まりつつある。医療法人「徳洲会」グループから現金5千万円を受け取った問題で1月22日、猪瀬氏が東京地検特捜部から任意で事情聴取されていたことが判明した。

「いまは市民グループの告発を受理して、捜査を始めたばかり。聴取も“ご拝聴”っていう感じだよ。でも、それも最初だけだ」

 捜査幹部は、意味ありげにこう話した。

 市民グループの告発容疑は、猪瀬氏が選挙資金として5千万円を受け取ったが、選挙運動費用収支報告書に記載しなかったという公職選挙法違反など。猪瀬氏は東京地検にも、「個人的な借り入れ」と説明しているという。そのまま押し通されれば告発事実の立件は難しいという見方もあるが、

「必ずしも、告発事実だけに固執するわけではない」

 捜査幹部がこう語る背景には、贈収賄を視野に入れた捜査がある。

 2012年11月、猪瀬氏は徳洲会の創始者である徳田虎雄前理事長(75)と面会した際、東京電力病院取得の意向を知らされている。さらに副知事時代には、都が徳洲会グループに約7億5千万円の補助金を支出している事実がある。

 そして贈収賄の鍵を握る裁判が、1月31日、東京地裁で開かれた。虎雄氏の次女、スターン美千代被告(46)による公選法違反事件の初公判だ。

 検察側は虎雄氏が選挙運動を指揮し、美千代被告に費用の調達や管理を任せたと指摘。美千代被告は派遣される病院職員の報酬とは別に、計1億4930万円もの選挙費用がかかると報告し、虎雄氏はその捻出方法を徳田毅衆院議員(42)と協議するように指示したと主張した。美千代被告は起訴内容を全面的に認めた。

 共犯で逮捕された母の徳田秀子被告(75)、姉の越沢徳美被告(50)は、いずれも容疑を否認しているとされるが、多くの供述調書にサインしていることが法廷で判明。さらに検察は虎雄氏を取り調べ、

〈現金を供与することは違法だという認識があった〉

 という違法性を認めるような内容の捜査報告書を作成している。となれば、猪瀬氏の5千万円についても、捜査に「協力」している可能性は十分に考えられる。

「都知事選が終われば、勝負に出る」(捜査関係者)

 猪瀬氏の冷や汗は止まりそうにない。

※週刊朝日 2014年2月14日号


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