どっちが本物? 自然がつくる「氷のアート」 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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どっちが本物? 自然がつくる「氷のアート」

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週刊朝日#冬

 長野県や栃木県、群馬県などの山間の湖は、真冬は寒さでほとんどが凍結する。特に厳しいのが奥日光で、氷点下10度はゆうに下回る。車内も凍り付く寒さだ。凍った湖に雪が積もれば、そこは白銀の野原と化す。

 一見、何もない世界。

 だが、辺りをよく散策してみると、太陽光を浴びた“光の妖精”たちが、人知れず輝いていた。氷のアートだ。

 枯れた落ち葉にまとわりつき網目状に広がる氷、透明な葉のように茎についた棒状の氷柱、そして何よりも目を引くのは、枝にしがみつき、垂れ下がったつらら――。光を受け止めた妖精たちは、まもなく喝采を浴びる“銀盤の妖精”たちのように、豊かな表情を見せる。

 穏やかな湖面に氷柱が鏡のように映り込む光景は、いったいどちらが本物か見まがうほどに美しい。極寒の季節を楽しませてくれるもう一つの不思議な世界“クリスタルランド”が、湖畔に広がる。

 冬ならではの自然の贈り物をそっとのぞいてみては。

週刊朝日 2014年2月7日号


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