取材前日、家で一人飲みながらデビュー作の映画「桐島、部活やめるってよ」を見たという東出昌大さん。

「うわー下手だなって。でも、今これはできないなっていうのもあるし。考えることは尽きないですね」

 朝ドラ「ごちそうさん」で、ヒロインの夫を演じる彼が気になっていた人も多いはず。あの愛らしくも頑固な“大正の男”、自分と似ているのだとか。

「脚本を女性の森下(佳子)さんが書いていて、そんなに男性のこと客観視していじわるだなって思うんですけど(笑)、男って、すごく子供っぽくて、頑固で。その気持ち、わかりますね」

 現在公開中の映画「すべては君に逢えたから」では、ラブストーリーに初挑戦。来年は主演映画の公開も控える。仕事中心の生活で、最近は料理が息抜きのよう。

「無心になるので、楽しいです」

 前夜はブリ大根を作ったそうです。

週刊朝日 2013年12月20日号