アラフォーになった氷川きよし デビュー14年も「まだ登山口」 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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アラフォーになった氷川きよし デビュー14年も「まだ登山口」

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週刊朝日

 5月29日に新しいアルバムを発売し、6月2日からは明治座140周年のファイナルを飾る座長公演も始まる氷川きよしさん。超多忙をきわめつつも順風満帆な仕事ぶり。デビュー14年目。現在35歳、アラフォーの仲間入りをした「演歌の貴公子」が今の心境を語ります。 

――現在35歳で、今年は年男。アラフォーに仲間入りして意識は変わりました?

 常々、年相応の歌を歌える歌手になりたいと思っていますので、年を重ねることに不安はありません。これから自分がどんなふうに年を重ねていくのか、楽しみです。楽しいことも苦しいことも心の年輪として刻んで、それが歌ににじみ出てくるような歌手になりたいです。年を重ねることは、幸せを重ねること。そんなふうに思って生きていきたいですね。

――実際にお会いすると、とても精悍(せいかん)で男らしいですが、春頃から鍛えていらっしゃるとか?

 6月2日からの明治座公演に備えて体力づくりのつもりで今年から筋トレを始めました。一昨年の公演はジョギングだけでしたので、ダイエット効果はありましたが、思うように体力がつきませんでした。それを踏まえて、今回は筋肉をつけようと。それが……おかげさまで忙しくて、なかなかトレーニングに行けないんですよ。少しサボるとすぐに元に戻ってしまうので、ちゃんと通わないといけないのですが、鍛えては振り出しの繰り返しです(笑)。でも、少しずつ体形が変わってきたと感じられませんか? 成果が出ていたらうれしいな。筋トレは正直、とてもキツイんです。まるで拷問です。でも、毎回耐えて、耐えて……(笑)。ここまでがんばれたという達成感が自信になっていく。1カ月間の明治座公演も、パワフルにつとめさせていただきます。

――明治座座長公演への意気込みは。

 140周年のファイナル公演の座長を任せていただいたことは、光栄なことですし、それだけプレッシャーも感じます。でも、僕自身、再び伝統ある明治座の舞台に立たせていただくことをとても楽しみにしていました。なにより、ファンのみなさまが喜んでくださるのではないかと思います。それが、僕にとっては一番うれしいことです。

――歌手として到達したい目標を富士山に例えると、今は何合目?

 まだまだ登山口で、やっと登り始めたばかりです。これまで、小さな山、大きな山を乗り越えてきて、いよいよ、富士山に挑戦!という気持ちです。デビュー10周年のときに所属事務所の故・長良じゅん会長が、「今まで大学で勉強してきて、やっと卒業して社会に出る。社会人1年生だ。そういう心構えでがんばれ」とおっしゃっていました。だから、僕の本当の歌手人生は始まったばかり。これからが本番です。何でも吸収して、勉強して、歌のこやしにしていきたいという気持ちです。

――日頃から「ファンの方の顔を覚えたい」とおっしゃっています。

 何度もコンサートに足を運んでくださるファンの方の顔は自然と覚えますよね。そういう方々の顔を見ると、ホッとして心が和みます。だから、ステージではトークコーナーというよりは、ついつい普通の世間話みたいにしゃべってしまっています(笑)。ステージからは、お客さまの顔はけっこうよく見えますよ。明治座でも、2階、3階席の方の表情までよく見えます。だから、団体のお客さまか、奥様に連れられてきた方か、最初は腕組みをして難しい顔をしているような方を見つけると、何とかして笑顔になってもらいたいと、僕のほうも燃えます(笑)。その方が段々、笑顔になって、最後には一生懸命拍手をおくってくださっている姿を目にすると、心の底からうれしいです。歌手になってよかったと思える瞬間です。

――今後も王子様のようなフリルつきのステージ衣装は継続?

 僕は常々、コンサートは内容が盛りだくさんなテーマパークのようなものにしたいと思っています。歌も衣装も、お客さまに喜んでいただけるものにしたい。慌ただしい日常を忘れて思いっきり楽しむ夢の時間にしてもらいたいです。今年のツアーも、着流しスタイルが好評をいただいています。ビシッとキメたタキシードやキラキラの衣装。これからも、曲の世界に合わせていろいろな演出を考えていきたいです。その上で、王子様系の衣装にもどんどん挑戦したいですね。

週刊朝日 2013年6月7日号


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