8月27日の転落事故により、右側頭部および右半身の打撲を負った歌舞伎役者の市川染五郎氏。未来学考案者の鳳華氏は、「この休息で過去を捨て去ることが飛躍のチャンス」だという。

*  *  *

 舞踊公演中に大けがを負ってしまった市川染五郎さんは、俗称・芸術星の「木の星」。何事にも几帳面な完璧主義者。自己表現のデキに徹底的にこだわるため、周囲との摩擦も少なくないでしょう。また、持ち前の責任感の強さが、大きなストレスにつながることも。生活に少し遊びがないと、傷つき方がどんどん大きくなってしまいます。

 今年の染五郎さんの運気は、大切な何かを失う「失」。また、奈落に落ちた8月27日は「弱」という、けがを引き寄せる星が動いていました。悪い運気が的中するということは、星が大事な気づきをくれているということ。休演中に、何かしらの過去を捨て去る決断が必要なようです。

 芸術星らしく、歌舞伎役者、俳優としての才能は抜群なので、仕事運は今後も好調が続くでしょう。そして2013年には、新たな挑戦に適した「芽」の時期がやってきます。この休息は、星が与えてくれたさらなる飛躍へのチャンス。“心機一転”をキーワードに、来年を迎える準備をしてほしいと思います。

週刊朝日 2012年10月12日号