平井ヘッドコーチ 北島の進化は「フラットな泳ぎに磨きがかかったこと」 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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平井ヘッドコーチ 北島の進化は「フラットな泳ぎに磨きがかかったこと」

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 日本選手権100メートル平泳ぎで、日本競泳初の4大会連続五輪出場を決めた北島康介(29=日本コカ・コーラ)。58秒90と自身の日本記録を4年ぶりに0秒01更新し「自分でもさすがだと思う」と喜ぶ北島の進化を、平井伯昌・競泳日本代表ヘッドコーチ(48)が分析する。

「呼吸するときの頭の位置が低くなった。上下動が小さい、フラットな泳ぎ。もともと水の抵抗が少ないのが康介の特長ですが、それに磨きがかかっている」

「平泳ぎでは、外側に向けてかいた手を内側にかきこむとき、上半身が立って呼吸する。康介はひじを中心に手をうまく回転させて、体が立つのを抑えながら水をかいている。この延長戦上に、五輪の金メダルが見えてくるはずです」

 2009年に単身渡米し、南カリフォルニア大学の社会人チームで、パワーのつく水中練習を重ねてきた北島。その成果として、呼吸時に体が立ってブレーキになる癖を改善させたようだ。さらに平井氏は北島の精神的な「進化」も感じている。

「アスリートとはこうあらねばならない、というのを見せてくれていると思う。天才であり最大の努力家。それにライバルでも、だれでも認める心を持っている。ロンドンで3大会連続2冠に挑戦する康介を、これからも全面的にバックアップしていきたい」

 日本競泳史上"最高齢"の代表選手は、さらなる進化で五輪2冠を狙う。

※週刊朝日 2012年4月20日号


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