メイン画像
メイン画像

向こう1か月は、期間を通せば平年並みの気温となる予想ですが、前半と後半で気温の変動が大きくなりそうです。最新の1か月予報をもとに予想される天候の特徴をまとめました。

1週目(5月28日~6月3日) 暑かった今日から一転、リラ冷えに

今日(26日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。
1週目は気圧の谷が何度も北海道付近を通過する影響で、天気の崩れる日が多くなる見込みです。特に28日にかけては太平洋側を中心に大雨となる恐れもあり、最新情報に注意が必要です。

また、今日は、午後3時までに上川地方の富良野や上富良野で31.1度まで上がるなど、道内では20日ぶりとなる真夏日を観測しましたが、明日以降は次第にオホーツク海高気圧からの冷たい空気の影響を受けやすくなるため、気温は日本海側や太平洋側で平年並み、オホーツク海側で平年並みか低い予想となっています。

北海道では、5月下旬から6月上旬にかけてのライラックの花が咲く時季に急に気温が下がることを、ライラックのフランス語読みリラを使って「リラ冷え」と称しますが、来週はまさにリラ冷えと言えそうです。

2週目(6月4日~10日) 初夏のカラッとした陽気に

2週目は数日の周期で天気が変わる見込みです。1週目に比べてオホーツク海高気圧の影響は小さくなりそうで、気温は各地で平年並みの予想となっています。

6月上旬の北海道では、平年の最高気温が道東の沿岸で15度前後、その他は全般に20度くらいです。また、夏本番と比べると、まだ空気が含む水蒸気の量も少なく、例年でもこの時季の晴れた日には、内陸を中心に最小湿度が40パーセント前後まで下がります。今年もカラッとした過ごしやすい陽気となる日が多くなりそうです。

3~4週目(6月11日~24日) 再び真夏日も? 体調管理に注意

3週目、4週目は暖かい空気が入りやすくなるため、全道的に平年並みか高めの気温となりそうです。
北海道では、昨年2021年と一昨年2020年は、2年続けて6月中旬の平均気温は平年より高くなりましたが、昨年は6月中旬に4回、一昨年は2回、道内で真夏日を観測しています。
今年も6月中旬から再び気温が高めとなれば、真夏日となる地点が現れるかもしれませんが、来週からしばらく、平年並みか低めの気温で経過するため、一気に暑くなったように感じられそうです。
暑さに体が十分に慣れていないことに加え、寒暖差が大きくなるため、体調を崩さないよう日々の気温に合わせた服装選びなどを心がけましょう。