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あす3月3日の明け方、東南東の低い空で、水星と土星が大接近。水星と土星の右上には、金星と火星も並んで見えます。ひな祭りの天体ショーが楽しめる所は?各地の天気や観察ポイントをまとめました。

水星と土星が大接近

あす3月3日の明け方(日の出30分前ごろ)、東南東の低い空で水星と土星が大接近します。日の出30分前の高度が約5度と非常に低いので、東南東の空が開けた所で観察しましょう。双眼鏡を使うと見やすくなります。水星と土星は1度未満まで近づき、50倍程度の天体望遠鏡の同一視野内に見えます。また、水星と土星の右上には金星と火星も並んで見えます。金星と火星の最接近は、3月16日頃です。

【3月3日 各地の日の出時刻】

札幌6:08、仙台6:06、東京6:09、名古屋6:20、大阪6:25、広島6:37、福岡6:45

各地の天気は?

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あす3日明け方の天気は、九州から東海は晴れて、天体ショーが楽しめるでしょう。関東は雲が多いですが、雲の隙間からチャンスありです。ただ、福岡や大阪、名古屋、東京都心など、朝は5℃前後まで気温が下がります。暖かくして観察して下さい。東北の太平洋側も観察できる所が多いですが、東北の日本海側や北海道は雪や雨となりそうです。北海道や東北の日本海側は、3日明け方から夕方にかけて大気の状態が非常に不安定となるため、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうに注意してください。沖縄も明け方は雲が広がりやすいでしょう。

3日以降もチャンスあり

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3日の前後数日間は双眼鏡の同一視野内で見ることができるため、3日に見られなかった所は、4日以降、再度、観察してみて下さい。