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きょう17日(金)、梅雨前線が九州の南海上へ南下しています。週末から来週21日(火)にかけて、九州付近では梅雨前線の活動がやや弱まる見込みです。ただ、湿った空気の流れ込みで、局地的に雨雲が発達するおそれがありますので、急な強い雨や落雷にはご注意下さい。九州は次第に梅雨明けの時季が近づいてきていますが、安定した夏空が広がるのはもう少し先になりそうです。

九州北部 からりとした青空

きょう17日(金)は、梅雨前線が種子島・屋久島付近まで下がっています。九州南部はやや雲が多くなっていますが、九州北部は北から乾いた空気が入り、この時季とは思えないからりとした晴天になっています。

このあと、前線はやや南下するため、九州南部も午後は次第に晴れてくる見込みです。

九州 週末から梅雨前線弱まる

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あす18日(土)は、梅雨前線は九州南岸付近に延び、九州南部を中心に一時雨や雷雨になりますが、次第に前線の活動は弱まる見込みです。

あさって19日(日)は、前線は弱まりますが、九州付近は暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が不安定になります。晴れ間もでますが、局地的に雨雲が発達しやすく、雷を伴い急に強い雨が降る所がある見込みです。

週末は、降り続く雨ではありませんが、これまでの記録的な豪雨で地盤が緩んでいる所はありますので、土砂災害には注意が必要です。

また、週末から次第に蒸し暑くなってきます。復旧作業など行う際は、こまめに水分を補給したり、多量に汗をかくときは適度な塩分補給を行いましょう。また、周囲と十分に距離が取った上で適宜マスクをはずして、休憩を取るようにしましょう。

次第に梅雨明け近づくも

来週初めにかけて一時的に太平洋高気圧が強まるため、九州付近は晴れ間がでる所が多くなりますが、湿った空気の流れ込みで局地的に雨雲が発生しやすい見込みです。

また、来週22日(水)以降は、再び前線や気圧の谷の影響を受けて雨が降りやすくなるでしょう。

九州は次第に梅雨明けの時季が近づいてきていますが、安定した夏空が広がるのはもう少し先になりそうです。

なお、梅雨明けの平年日は、奄美地方は6月29日ごろ、九州南部は7月14日ごろ、九州北部地方は7月19日ごろです。

奄美地方は、大幅に梅雨明けが遅れており、すでに1951年の統計開始以来、最も遅い梅雨明けの記録を更新中です。