メイン画像
メイン画像

今朝(27日)の北海道付近は日本海側の内陸などで冷え込みが強まり、上川地方の占冠では午前9時までの最低気温が氷点下25.7度まで下がりました。
今月14日以来、約2週間ぶりの氷点下25度以下となりましたが、今月は今日を入れて5日しか氷点下25度以下になっていません。明日(28日)以降、冷え込みの弱い日が続くと、1月としては10年ぶりの記録的な弱い冷え込みとなります。

平均すると3日に1日

今朝は日本海側の内陸で晴れた所が多く、放射冷却が強まって冷え込みました。午前9時までの道内の最低気温は上川地方の占冠で氷点下25.7度まで下がり、今月14日以来約2週間ぶりに氷点下25度以下の冷え込みとなりました。
しかし、今月は1月の北海道としては非常に冷え込みの弱い月となっています。
1月の北海道では、氷点下25度以下の冷え込みを記録する日は毎年多く、ここ30年の平均では約11日。3日に1日はどこかで氷点下25度以下となるほどの冷え込みの強い時期なのですが、今年の1月は今日でようやく5日目。強い冷え込みとなる日が極端に少なく経過しています。
1月に氷点下25度以下となる日が5日以下だった年を見てみると、北海道内のアメダスの整備が進み、観測地点が多くなった1978年からの40年ほどの間にわずか5年しかなく、今年の冷え込みの弱さが分かります。一番最近に5日以下だった年は2009年で、明日以降の冷え込み次第では、今月は10年ぶりに冷え込みの弱い月になる見込みです。

明日は冷え込み弱まる

明日の北海道付近には日本海から前線を伴った低気圧が近づきます。その影響で南からの暖かい空気が流れ込むため、各地で平年よりも気温が上がる見込みです。朝の冷え込みも今朝に比べて弱く、氷点下25度以下の地点はない可能性が高くなっています。
その後、強い寒気が流れ込むのは31日木曜日から1日金曜日となる見込みですが、31日は風が強く放射冷却が効きにくいため、今月の内に氷点下25度以下まで下がる日はもう無いかもしれません。