7日(日曜日)は、西の空で輝く金星が太陽から最も東側へ離れ、『東方最大離角』に。この日の前後は最も金星が観察しやすい時期と言われています。

金星は地球のすぐ内側を公転しているので、真夜中に観測することはできません。
見える時は日没後の西の空か、日の出前の東の空で、その時期の中でも太陽から最も東側に離れる時を『東方最大離角』と呼び、反対に太陽の西側に最も離れる時を『西方最大離角』と呼びます。
今は日没後に観察のチャンスがある時期で、東方最大離角を迎える7日(日曜日)の前後は日没後の西の空に輝く金星が一層見えやすくなります。
【金星と木星】
金星は太陽と月に次ぐ明るさの天体と言われています。今は金星より少し高い位置に明るい木星がみられる時期ですが、より明るく輝いている方が金星です。このあと月末にかけて木星と金星が接近するので、星空が広がる日は2つの惑星の姿が美しく見えそうです。
このあとは北海道や沿岸部で雲が多いですが、そのほかは西日本や内陸部を中心に晴れる所があるでしょう。雲の広がりやすい日が多くなる時期ですが、晴れる日は天体観測をしてみるのも良さそうです。