暑さで食欲が落ち気味の方も、菜っ葉などの野菜を使って口当たりの軽いお食事はいかがですか?今日7月28日は、語呂合わせで「728(なっぱ)」と読み、青果商の関係者によって「菜っ葉の日」と制定されました。葉物の野菜を食べて夏バテ予防を!と声をあげ、キャンペーンなども行われているようです。そんな記念日にちなんで、今回は菜っ葉についてご紹介します。

旬の菜っ葉を食べて、元気に夏を乗り切る!

さて、皆さんは「菜っ葉」と聞いてどのような野菜を思い浮かべるでしょうか。菜っ葉とは、正式には葉菜類と分類され、葉の部分が主に食用とされる野菜のことを言います。空に向かって大きく手を広げるような葉の形をした「ほうれん草」や「小松菜」などは、非結球性葉菜類と呼ばれ、「キャベツ」や「レタス」のような丸く球のように葉が重なり合って固まった野菜を結球性葉菜類と呼ぶそうです。例として挙げたこれらの野菜は、ほぼ一年中スーパーなどで見かけるようになりましたが、今現在旬を迎えているのはレタスのみ。ほうれん草や小松菜、キャベツは冬から春にかけてが旬となります。
菜っ葉の日らしく、野菜を食べて夏バテ防止をするなら、次のような今が旬の野菜がおすすめです。
6〜8月が旬の「空芯菜」は、カロテン、ビタミンB、ビタミンC、カリウム、カルシウム、鉄が豊富に含まれており、ガン予防や肌、髪を保つ働きがあります。また代謝を促し疲労回復にも効果が期待できるため、夏にこそ口にしたい野菜のひとつです。
旬を同じくする日本のハーブと呼ばれる「しそ・大葉」も、カロテン、ビタミンB、ビタミンC、カルシウム、鉄が豊富。しその持つ抗酸化作用は、夏の強い紫外線による肌の老化へのケアとして、是非取り入れたいところです。しその香りは防腐作用の効果が高いため、夏の食卓にぴったりですね。
この他にも、夏の旬野菜として出回っているニラやレタス、モロヘイヤなどには、暑さや日差しに負けない菜っ葉だからこその栄養が豊富に含まれており、健康や美容に大いに効果を発揮してくれそうです。

菜っ葉をたくさん購入している地域ランキング!

これらの葉菜類に関する面白い統計がありますのでご紹介します。統計局が行った家計調査において、二人以上の世帯で平成27年〜29年の間に野菜を購入した支出額と数量(g)の平均で、都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキングが公開されています。この期間に「ほうれん草」は「盛岡市」の方々が、「はくさい」は「堺市」の方々が、「キャベツ」は金額で「長崎市」数量で「長野市」の方々が、全国で最も多くの支出、購入をされたということがわかっているそうです。
さて、いかがでしたでしょうか。菜っ葉の日にちなんで、葉菜類に関するあれこれをご紹介いたしました。まだまだ暑い日が続きますので、夏が旬の菜っ葉を食べて、元気第一でこの夏を乗り切りましょう!

※参考にしたサイト※
キッコーマン 旬の食材事典
野菜情報サイト 野菜ナビ