1989年12月9日に死去した開高健は、芥川賞を受賞した直後の若き頃、先輩作家に「小説だけでなく、ルポを書きなさい」と助言を受けた。それに導かれるように、33歳頃から本誌に、「ずばり東京」「ずばり海外版」「もっと遠く!」「もっと広く!」と精力的にルポの執筆をする。取材中の開高に同行したカメラマンと記者が撮影した写真を再録する。

写真=朝日新聞社 文=工藤早春(本誌)

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週刊朝日  2019年12月20日号