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東京オリンピックの年、土佐藩主・山内一豊の屋敷跡高台に豪奢なマンションが建設された。50年後の今、“出世マンション”の異名をとどろかせている
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夕暮れ時の代々木村田マンション。屋上からは東京都庁や新宿副都心が間近に見え、眺望も抜群。古い校舎のようなこの建物は、映画やドラマの撮影に使われることも多い
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ROOM 610
Nomena Inc. 武井祥平/松下裕子
■穴あき合板に、可動式の棚 自由度の高い空間を目指す
空間デザイン・エンジニアリングのスタジオ。知人に設計を依頼し、約3カ月で改装。テーマは“グリッド”で、穴あき合板を壁一面にはった。床は裸足で歩けるように3回ワックスをかけた。“人件費は一切無視”で材料費約30万円。「家より居心地がいい(笑)」
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ROOM 604
studio free's 久田耕平/伊原隆
■自らのデザインを初施工 人が集う、ほっとできる場
デザイン・設計事務所。自ら施工するのは初めてで、棚の設置などは特に大変だったものの、得るものは大きかったと話す。内装費は約80万円。「私たちはデザインを売るのが仕事。目に見えるオフィス環境によって、方向性が伝えられます」
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ROOM 108
cafe #108 平塚幸嗣
■裏通りに面したカフェ 隠れ家のようなイメージ
食堂兼打ち合わせ場所として使う入居者も多く、部屋にランチを出前するサービスも好評のカフェ。最近、約10万円をかけて屋外スペースに小屋を造った。「自分たちでやったので、『じっくり見ないで!』というところもあるけど、それも味です」
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ROOM 201
ATELIER ame TOKYO 森居学
■真っ白な空間を生かし 最小限の改装でシンプルに
2003年オープンのヘアサロン。友人からこの物件を教えてもらった。元々真っ白な部屋で、それを生かして照明や棚をつけ、シャンプー台を整備するなど最小限の改装にとどめた。「外観はぎょっとしますが、中はおしゃれな雰囲気と好評です」
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ROOM 611
issun 田中行
■好みの色を調合し 明るい差し色をペイント
建築・デザイン事務所兼住居。置き式のフローリング材や、好みの色に調合できる水性ペイントを使用。自分で手を動かして作った空間なので、居心地がいいと話す。「ソファに座って部屋を眺めながら、『次はここを変えたい』などと思っています」
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ROOM 605
Les toiles.rui 高木瑠衣
■ドレスが映える黒タイル 細部にこだわったアトリエ
オーダーメード・ウエディングドレスのアトリエ。オーナーの協力で、カーペット地の床を黒タイルに変え、でこぼこの天井をパテで塗り、キッチンも新調。「アトリエを移転することになっても、ここに住みたいくらい気に入っています!」
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