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「読書」に関する記事一覧

東京新聞・望月記者への質問制限問題 アンケートから見えてきた記者たちの本音とは
東京新聞・望月記者への質問制限問題 アンケートから見えてきた記者たちの本音とは 東京新聞・望月衣塑子記者への質問制限をめぐって、新聞労連が5月に官邸クラブ員を対象にアンケートを実施した。官邸による質問制限問題の内情を詳細に描いた新著『報道事変 なぜこの国では自由に質問できなくなったか』(朝日新書)を出版し、自身も政治部記者として500回以上の官房長官会見を取材してきた新聞労連委員長の南彰氏が、アンケートの回答から浮かび上がってきた、政治部記者たちの本音やこの国のメディアが抱える課題を読み解いた。
教育困難校で急増する「外国にルーツを持つ高校生」 生徒が直面するアイデンティティの惑い
教育困難校で急増する「外国にルーツを持つ高校生」 生徒が直面するアイデンティティの惑い 日本はすでに多くの外国人が定住し、移民大国であると指摘されることも多い。だが、労働者としての側面ばかりがクローズアップされ、子ども、中でも義務教育ではない高校生について語られることはあまりない。現実には、外国にルーツを持つ生徒の少なくない数が「教育困難校」に通学する。彼らの実態と抱える問題とは。朝日新書『ルポ 教育困難校』より一部掲載する。
親の孤立が子どもに連鎖 「教育困難校」の生徒が抱える“つながり格差”とは…
親の孤立が子どもに連鎖 「教育困難校」の生徒が抱える“つながり格差”とは… 「教育困難校」とは、序列の下位に位置し、進路多様校などと称される高校のことだ。一般的には、学力が低い生徒たちが集まっていると考えられているが、こうした学校の背景には貧困、家庭環境、教育行政などが複雑に絡み、偏差値だけでは語れない。朝日新書『ルポ 教育困難校』では、元教師の教育ジャーナリスト・朝比奈なを氏が、生徒の家庭が抱える社会的な接点の乏しさを指摘。同書より内容を一部紹介する。
尊敬していた彼は、今やアホ夫! 幻滅ばかりの毎日から抜け出すには<アホから解放される相談室>
尊敬していた彼は、今やアホ夫! 幻滅ばかりの毎日から抜け出すには<アホから解放される相談室> 「アホとは戦うな。時間の無駄である」と提唱する、元政治家であり、現在はシンガポール・リークアンユー政治大学院で教鞭を執る田村耕太郎さん。しかし、シリーズ75万部を突破した著書『頭に来てもアホとは戦うな!』の読者からは、「それでも戦ってしまう……」と多くの悩みの声が寄せられているという。日々の仕事・暮らしの中で「アホ」に悩んでいるあなたに、ちょっとでも気持ちが楽になるヒントを田村さんが提案する連載「アホから解放される相談室」。今回は「家事や子育てに非協力的なアホな夫」について。

この人と一緒に考える

トランプ、メルケル、トルドー、安倍  G20首脳のスピーチ能力を採点
トランプ、メルケル、トルドー、安倍  G20首脳のスピーチ能力を採点 大阪で開催されたG20が閉幕しました。トランプや習近平をはじめ、世界の首脳が一堂に会しました。その会談の模様はニュースでも大きく取り上げられましたが、世界のトップ首脳のスピーチに、上手下手の差はどれほどあるものでしょうか? 日本人ながらニューヨークのスピーチ大会を4連覇し、『20字に削ぎ落とせ ワンビッグメッセージで相手を動かす』の著者でもあるリップシャッツ信元夏代さんにプロフェッショナルスピーカーの目線でチェックしてもらいました。
ベストセラー『日本軍兵士』の吉田裕氏推奨の戦争ノンフィクション
ベストセラー『日本軍兵士』の吉田裕氏推奨の戦争ノンフィクション 戦争体験を直接聞く機会が、ますます失われていくなか、日中戦争から太平洋戦争にかけての兵たちと家族・故郷の交信の記録を読み解いた、藤井忠俊著『兵たちの戦争――手紙・日記・体験記を読み解く』(朝日文庫)が出版された。手紙に書かれていることがすべてではない。厳しい検閲があるなか、真実はどこまで伝えることができたのか。また、夫や息子からの手紙で、故郷の家族は何を知ることができたのか。ベストセラー『日本軍兵士』を書いた吉田裕氏は、藤井氏の「読み解き」について、こう語る。
戦闘員の4割が女性だったコロンビア・ゲリラ「FARC」。記者が見た意外な素顔とは…
戦闘員の4割が女性だったコロンビア・ゲリラ「FARC」。記者が見た意外な素顔とは… コロンビアは、2016年11月に左翼ゲリラFARC(ファルク)との間に和平合意を締結。FARCは武装解除し、半世紀以上にわたる内戦が終わった。14年9月から約4年間、中南米特派員を務めた田村剛・朝日新聞記者は、FARC野営地にて、現在は一般市民となった戦闘員と寝食を共にして取材。彼らの意外な一面に触れた。著書『熱狂と幻滅 コロンビア和平の深層』より一部紹介する。
『12万円で世界を歩く』から30年――あの過酷な旅、再び!
『12万円で世界を歩く』から30年――あの過酷な旅、再び! 赤道越え、ヒマラヤトレッキング、バスでアメリカ一周……。80年代に1回12万円の予算でビンボー旅行に出かけ、『12万円で世界を歩く』で鮮烈デビューした下川裕治氏が、30年の時を経て、同じルートに再び挑戦した。あれから、旅は、世界は、どう変わったか? その旅は『12万円で世界を歩くリターンズ――赤道・ヒマラヤ・アメリカ・バングラデシュ編』(朝日文庫)としてまとめられ、出版された。自身の旅行作家としてのその始まりについて、下川氏は語る。
ノンフィクション作家・内澤旬子が描く、リアルな移住体験記
ノンフィクション作家・内澤旬子が描く、リアルな移住体験記 自らの被害体験をつづった『ストーカーとの七〇〇日戦争』(文藝春秋)が話題となっている内澤旬子さん。乳癌に罹患した経験をまとめた『身体のいいなり』(朝日文庫)で講談社エッセイ賞を受賞するなど、身辺雑記の上手さは折り紙つきだ。その内澤さんが、地方移住の体験をつづった『漂うままに島に着き』の文庫判が7月5日に発売となった。その冒頭部分を紹介する。

特集special feature

    新五千円札の顔、津田梅子 日本最初の女子留学生が見た過酷な女性差別とは?
    新五千円札の顔、津田梅子 日本最初の女子留学生が見た過酷な女性差別とは? 2019年4月9日、新紙幣のデザインが発表され話題となった。新しい5000円札の顔に選ばれたのは、日本女子教育の先駆者・津田梅子。満6歳でアメリカに渡り、帰国後は津田塾大学を創設するなど女性の地位向上のため生涯を通して教育に身を捧げた女性だ。7月5日発売の『津田梅子』(大庭みな子著)は、津田梅子の手紙の内容を交えて彼女の心情を紐解きながら、その生涯を追った伝記文学である。本文より一部をご紹介しよう。
    少年・小林信彦がみた太平洋戦争とは?
    少年・小林信彦がみた太平洋戦争とは? それは、当時唯一の娯楽だった日本映画を観ることと同時進行の体験だった。スクリーンと現実の双方から戦争の表裏を知り、多感期の少年は成長した。『アメリカと戦いながら日本映画を観た』(朝日文庫)で当時の様子を克明につづった86歳の小林信彦にとって、“日本が<聖戦>を戦った日々”は忘れられない記憶である。小林少年の目に映った戦争の正体とはいかなるものだったのか? 本書の「はじめに」をお届けする。
    世界から高額オファーも 国宝級日本人「羽田空港の清掃人」の今
    世界から高額オファーも 国宝級日本人「羽田空港の清掃人」の今 いつも笑顔を絶やさず清掃する新津さん (c)朝日新聞出版 新津さんのまわりには笑顔があふれる (c)朝日新聞出版 7月2日、「プロフェッショナル仕事の流儀」(NHK)に、羽田空港の清掃人・新津春子さんが再び登場した。4年前の同番組の放映では、大反響が巻き起こり、国内はもちろん、中国や台湾、イギリスなどからも取材が殺到した。新津さんが清掃の実技指導を務める羽田空港は、4年連続6回目の「世界一清潔な空港」に選ばれた。
    東京新聞・望月記者を恐れる官邸 いま政治取材の現場で起きている「異常事態」とは
    東京新聞・望月記者を恐れる官邸 いま政治取材の現場で起きている「異常事態」とは 現代日本で進行中の政治やメディアを取り巻く状況をサスペンス・エンタテインメントとして映像化した映画「新聞記者」の公開が全国約150館で始まった。松坂桃李、シム・ウンギョンの主演で、官邸権力とメディアの攻防を通じ、「この国に新聞記者は必要なのか」を問いかけている。官邸による東京新聞・望月衣塑子記者の質問制限に異議を唱え、6月に新著『報道事変』(朝日新書)を出版した新聞労連委員長の南彰氏が、執筆の思いと危機にたつ政治報道の現実の一端を紹介する。
    プライドだけは一人前のアホ、どう操縦する?<アホから解放される相談室>
    プライドだけは一人前のアホ、どう操縦する?<アホから解放される相談室> 「アホとは戦うな。時間の無駄である」と提唱する、元政治家であり、現在はシンガポール・リークアンユー政治大学院で教鞭を執る田村耕太郎さん。しかし、シリーズ75万部を突破した著書『頭に来てもアホとは戦うな!』の読者からは、「それでも戦ってしまう……」と多くの悩みの声が寄せられているという。日々の仕事・暮らしの中で「アホ」に悩んでいるあなたに、ちょっとでも気持ちが楽になるヒントを田村さんが提案する連載「アホから解放される相談室」。今回は「実績もないのにプライドが高いアホ」について。
    漢字で東大に合格!? 東大推薦入試合格者に聞いた面接一部始終
    漢字で東大に合格!? 東大推薦入試合格者に聞いた面接一部始終 東大推薦入試は、2015年に始まった。募集人数は全学部合計で100名程度。倍率は、平成31年度で2.8倍程度と決して高くないが、じつは狭き門である。これまで4度行われた東大の推薦入試において、合格者数は100名に達したことはない。初年度の合格者が77名ともっとも多く、今春の合格者は定員に大きく及ばずわずか61名だった。推薦入試は、東大で学び、研究するのにふさわしい学生を厳選するための試験であることが読み取れる。東大生の中でも選ばれた存在であるともいえる推薦入学者。クイズ本『東大 漢トレ』(朝日新聞出版)の著者である間辺美樹さんも、その一人だ。平成30年度の工学部推薦入試に合格した間辺さんは、「漢字」で東大合格を勝ち取ったという。知られざる推薦入試の実態について間辺さんに話を聞いた。

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