
「朝日新聞出版の本」に関する記事一覧


小6でペット殺害し盗みを繰り返したYが本当に欲しかったものとは?「完璧な母」という存在の軽さと重み
寿町の扇荘新館で暮らすYの生い立ちを聞き、ノンフィクション作家の山田清機氏は「同情したり憐れんだりする以前に圧倒された」という。山田氏が横浜の一等地にあるドヤ街に6年通い、住人たちの話を聞いて書き上げた『寿町のひとびと』が文庫化された。文庫化にあたり、新たに現在の寿町を取材した際に出会ったのが、Yだった。実の父親の顔も名前を知らず、母親に新しい恋人ができるたびに住居を転々としていた小学生のYだったが、3年生の終わり頃、母親の再婚で安定した生活を手に入れる。しかしその生活も、小学生6年生の時に失われようとしていた……。文庫版に追加収録した「寿町ニューウェイブ」からの冒頭を特別公開。その後編をお届けする。






5度の大ケガ、「それでも前を向いた」宮市亮選手 10年前のアーセナルでの苦闘と岡田武史氏の言葉を明かす
ヴィッセル神戸の優勝で幕を閉じたサッカー・J1の2023年シーズン。このシーズンは、2022年7月の日本代表戦で右膝の前十字靭帯を断裂し、一度は「引退」を決めたものの、シーズン中に見事「復活」を遂げた宮市亮選手(横浜F・マリノス)にとっても、特別なシーズンとなった。宮市選手はなぜ、5度もの大ケガを経験してなお、前を向き続けられたのか。初の自著『それでも前を向く』では、18歳でアーセナルに入団してからの苦しかった日々について明かしている。宮市選手が数々の苦難の果てにたどり着いた「前へ進むための思考法」の一端を、本書より一部を抜粋・加筆して紹介する。

宮市亮が3度目の膝の大ケガで「エゴイスト」にならずに済んだ理由 横浜F・マリノスの仲間たちの教え
ヴィッセル神戸の優勝で幕を閉じたサッカー・J1の2023年シーズン。このシーズンは、2022年7月の日本代表戦で右膝の前十字靭帯を断裂し、一度は「引退」を決めたものの、シーズン中に見事「復活」を遂げた宮市亮選手(横浜F・マリノス)にとっても、特別なシーズンとなった。宮市選手はなぜ、5度もの大ケガを経験してなお、前を向き続けられたのか。初の自著『それでも前を向く』で明かし、3度目の前十字靭帯断裂直後に冷静で居られた理由と、数々の苦難の果てにたどり着いた「前へ進むための思考法」の一端を、一部抜粋・加筆して紹介する。



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AIや自動運転など技術の「ブラックボックス化」は危険? 必要なのは数式を解く力ではなく“数式読解力”
数学嫌いのビジネスパーソンにこそ「数式のすごいパワー」を知ってほしいと話すのは、『東大・京大生が基礎として学ぶ 世界を変えたすごい数式』の著者で、大手金融機関でクオンツ(金融工学や統計学などの数式を駆使して金融市場の分析や予測を行う専門家)や、データサイエンティストとして働く冨島佑允さん。Chat-GPTなどのAIや車の自動運転、メタバースなど、技術の源となる「数式」を読み解く力は、ビジネスの現場では今後、必須能力となると考えられます。そこで鍵となるのが、冨島さんが提唱する「数式読解力」です。数式を物語的に“読む”とはどういうことなのか? お話を伺いました。




