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早期大腸がんの最新手術 4センチ以下の病変なら15分で手術完了も
大腸がんは進行の程度により、治療法が異なってくる。腸管粘膜の下の層の深い部分、あるいはさらに深くの筋層までがんが浸潤(がんが広がること)しているものは、おなかを切開する開腹手術や、おなかに穴を開けて器具などを操作する腹腔鏡下(ふくくうきょうか)手術で外科的に切除しなければならない。しかし、粘膜または粘膜下層の浅い部分にがんがとどまり、リンパ節転移の危険性が低いと判断された、2センチ程度までの早期がんであれば、内視鏡を肛門から挿入して検査と同時に腸内でがんを切除する内視鏡治療が可能だ。腹腔鏡下手術と比べても、からだにかかる負担は軽く、利点が大きい。


