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大井美紗子

大井美紗子

(おおい・みさこ)

プロフィール

ライター・翻訳業。1986年長野県生まれ。大阪大学文学部英米文学・英語学専攻卒業後、書籍編集者を経てフリーに。アメリカで約5年暮らし、最近、日本に帰国。娘、息子、夫と東京在住。ツイッター:@misakohi

大井美紗子の記事一覧

図書館のストーリータイムも動画で楽しめるアメリカ 保育園も小学校もオンライン化が進む理由
図書館のストーリータイムも動画で楽しめるアメリカ 保育園も小学校もオンライン化が進む理由 39日。わたしの住むアメリカアラバマ州で、コロナウイルス感染拡大に伴う休校・休園が発表されてからこのコラムがアップされる4月21日までの日数です。休校・休園と前後して公立図書館も博物館も植物園も軒並み閉まってしまったので、子どもたちと行くところがありません。というか、感染拡大防止のためには、とにかくおうちにいなければなりません。
幼児向けの簡単な学習ドリルにも「答え」が載っている日本 たったひとつの正解にこだわりすぎ?
幼児向けの簡単な学習ドリルにも「答え」が載っている日本 たったひとつの正解にこだわりすぎ? このところ、4歳の娘と毎日のように学習ドリルをしています。幼児向けなので、迷路や絵さがし、点つなぎといったゲーム感覚の教材なんですが、日本の教材とアメリカのそれを比べて気付いたことがあります。日本の教材は、どんなに簡単な問題にも「答え」が載っているんです。アメリカの教材は、大人ならわかるだろうというレベルの問題には答えが付いていません。
日米ともに休校続発 アメリカの在宅ワーカー・専業主婦が勧める「休校中を楽しむコツ」とは?
日米ともに休校続発 アメリカの在宅ワーカー・専業主婦が勧める「休校中を楽しむコツ」とは? 臨時休校で子どもと家にこもり切りのお父さんお母さん! 毎日いかがお過ごしですか? つらい? ですよね。突然の休校要請から約3週間、もう親子共に息切れ状態なのでは。アメリカも同様で、我が家も4歳児と1歳児を抱えて自宅に引きこもる日々。特に4歳の娘とわたしの関係は着実に悪化しつつあります。娘はあり余る体力を発散し、わたしはちょっとしたことに声を荒げてしまい。怒られ続けた娘は「プリスクールに戻りたい、お友だちは怒らないもん」と泣き、泣かれたわたしは大人げなく怒りを増幅させる──ああ、悪夢。親子にも距離感って必要ですよね。
アメリカでは小学生にひとりで留守番させてはいけない! 厳しいルールで守られる子どもの人権
アメリカでは小学生にひとりで留守番させてはいけない! 厳しいルールで守られる子どもの人権 一斉休校の要請が出され、「子どもは家で留守番させておけばいい」という意見を目にするようになりました。少し昔ですが2013年にベネッセが行った調査でも「33.1%の人が年少~小学生を週1回以上留守番させている」という結果が出ています(※1)。でもこれ、アメリカではとんでもないことです。場合によっては犯罪とみなされる場合もあります。
アメリカでもマスク不足 マスクがないとき咳・くしゃみは手のひらでなく「ここ」で押さえる!
アメリカでもマスク不足 マスクがないとき咳・くしゃみは手のひらでなく「ここ」で押さえる! 新型コロナウイルス感染症の影響で、マスク不足が起きています。私の住むアメリカでも、実店舗やオンラインショップの在庫がどんどんなくなっています。アメリカではマスクは予防のためではなく自分のウイルスを広げないためにつけると考えられているので(マスク姿の人は今のところ見かけたことがありません)日本とは少し事情が違いますが、ともかく日本だけではなくアメリカでもマスク不足が深刻な問題になりつつあります。
1歳の誕生日ケーキは食べるためではない! 気持ちがラクになるアメリカの「スマッシュ・ケーキ」とは
1歳の誕生日ケーキは食べるためではない! 気持ちがラクになるアメリカの「スマッシュ・ケーキ」とは 先日、下の子が1歳の誕生日を迎えました。この1年、あっという間だったと言うにはあまりにもたくさんのことがありました。黄疸が出て何度も小児科へ通ったこと。母乳が出ず、今すぐミルクを買ってきてと夫をスーパーへ走らせたこと。下の子が初めて寝返りをした瞬間は、上の子と手を叩いて喜び合いました。そんな出来事の一つ一つを思い出しながら、1年無事に過ごせたことを祝いました。
子どもに「和食」がいいのは栄養面だけではない 将来に役立つ意外な理由とは?
子どもに「和食」がいいのは栄養面だけではない 将来に役立つ意外な理由とは? 前回「お子さまランチは豪華すぎる」という話をしたんですが、お子さま用のメニューにはもう一つ問いかけたいことがあります。君たち、「洋風」に傾きすぎではないか?と。日本には脈々と続く和食の文化があるのに、それが子どもに十分与えられていない気がするのです。
日本のお子さまランチは豪華すぎる!? アメリカのキッズメニューはおなかが膨れればよし!
日本のお子さまランチは豪華すぎる!? アメリカのキッズメニューはおなかが膨れればよし! 私の親はたいへん食に厳しい人で、コーラは歯が溶ける、カップラーメンはガンになるといって子どもに与えることは一切ありませんでした。ファストフードやジャンクフードだけではなく、子ども向けに作られた食べ物も目の敵にしていたようです。子どもでも食べられる甘口のカレールー、小分けのパッケージ一つ一つになぞなぞが出題されているふりかけ、キャラクターの顔が描かれた高野豆腐など、子どもの食を促すべく創意工夫が施された商品の数々を、私は大人になってから初めて知りました。
ちゃんと整列する日本の保育園児の驚くべき行儀よさ なにが+αされるといい?
ちゃんと整列する日本の保育園児の驚くべき行儀よさ なにが+αされるといい? 日本には細かいルール設定が多すぎるのではないか、という話を前回しました。例として公園の遊具に掲示されている「ひも付き手袋はダメ」「マフラーもダメ」といった風紀委員会のような服装規定を挙げたところ、「事故を未然に防ぐためには必要だと思いますよ」というご意見をいただきました。
「宴会禁止」「ひも付き手袋はダメ」……日本は理由なき禁止だらけ アメリカでは最終判断は個人
「宴会禁止」「ひも付き手袋はダメ」……日本は理由なき禁止だらけ アメリカでは最終判断は個人 東京に行ったとき、代官山の住宅街を歩いていたら、目の前に長い階段が現れました。のぼってみると、頂上に広がっていたのは都心とは思えないほどの深い緑。見晴らしのいい高台からは富士山の姿を望むこともできました。こんなことは、普段わたしが住んでいるアメリカではめったに起こりません。アメリカは住居・店・公園のエリアがくっきり分かれており、住宅街はどこまで歩いても住宅街。街中に歩道が張り巡らされているわけではないので、そもそも徒歩で移動することがあまりありません。入り組んだ路地をさまよい、思いがけない場所にたどり着くのは、日本の街を歩く醍醐味のひとつです。
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