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崔 真淑

崔 真淑

エコノミスト

プロフィール

エコノミスト。2008年に神戸大学経済学部(計量経済学専攻)を卒業。16年に一橋大学大学院にてMBA in Financeを取得。18年より同大学の博士後期課程に在籍。研究分野はコーポレートファイナンス。新卒後に、「経済のスペシャリストの世界に触れたい」と、大和証券SMBC金融証券研究所(現:大和証券)に入社。アナリストとして資本市場分析に携わる。当時最年少の女性アナリストとして、NHKなどの主要メディアで経済解説者に抜擢される。債券トレーダーを経験したのち、日本の経済リテラシー向上に貢献したいとの思いから2012年に独立。経済学を軸に、経済ニュース解説、経済・資本市場分析を得意とするエコノミスト・コンサルタントとして活動。

崔 真淑の記事一覧

「もしトラ」で米インフレが加速する理由 なぜ人手不足と利下げが起きるのか 崔真淑
「もしトラ」で米インフレが加速する理由 なぜ人手不足と利下げが起きるのか 崔真淑 最近、「もしトラ」という言葉を聞くことが増えました。過激な発言でお馴染みのトランプ氏が、今年11月のアメリカ大統領選挙でもしも当選したら起こることを懸念して、このような表現がされています。今回は、トランプ氏が公表している公約集「AGENDA47」を参考にしつつ、「もしトラ」が経済や資本市場にどのような影響を及ぼすのかについて考察します。
為替相場を動かすのは政策金利差だけでない 長期的に円安トレンドが簡単にはなくならないと考える理由  崔真淑
為替相場を動かすのは政策金利差だけでない 長期的に円安トレンドが簡単にはなくならないと考える理由  崔真淑 GW前から、円が対アメリカドルで下落し、ドル円相場は1ドル=160円をつけました。そして、財務省と日本銀行による為替介入のためか、GW中には10円近くも円高に動き、1ドル=150円台前半へ向かいました。その影響で、為替に関するニュースが続いています。今回は、為替変動は私たちの生活にどう影響していくのか、その対策についても考察します。
ゴールドはなぜ急騰しているのか 外資金融機関の“預言者”が予想した「多極化する世界の到来」で起きること 崔真淑
ゴールドはなぜ急騰しているのか 外資金融機関の“預言者”が予想した「多極化する世界の到来」で起きること 崔真淑 投資の基本はリスク分散であり、景気や地政学リスクに対して反応の違う資産を組み合わせることが重要です。そのため、我が家では家族それぞれで保有している資産が重ならないように、資産運用のための家族会議を開催することがあります。その際、私は家族にゴールド(金)投資の可能性について話をすることがあります。家族からは「紙幣は、共同幻想で成り立つ紙切れと批判したいのはわかる。でもゴールドだって同じじゃないか! しかも、ゴールドなんて金利がつかない!」と批判されます(笑)。そして、これがまさにゴールド投資に否定的な人の代表的な意見でもあります。今回は金利がつかない、でも伝統的にリスク分散のためにゴールド投資が行われてきた背景について考察していきます。
ファミリー層はなぜ不動産投資の“タイミング”を逃しやすいのか 最新の学術研究による“興味深い洞察”とは 崔真淑
ファミリー層はなぜ不動産投資の“タイミング”を逃しやすいのか 最新の学術研究による“興味深い洞察”とは 崔真淑 不動産投資は、多くの人々にとって魅力的な資産形成の手段ですが、その成功は投資家の属性や市場のタイミング、さらには経済全般の状況によって大きく左右されます。この複雑な領域において、最近のファイナンスの学術研究(*1)が、特定の投資家グループがなぜ不動産投資で成功しやすい、あるいは失敗しやすいのか、興味深い洞察を提供しています。
「国策に売り無し」日経平均最高値も東証REIT指数が安値更新の意味 不動産購入の見極めは? 崔真淑
「国策に売り無し」日経平均最高値も東証REIT指数が安値更新の意味 不動産購入の見極めは? 崔真淑 日経平均が4万円をつけて浮かれムードも出てきましたが、実は株式市場では不気味な動きも起きています。株式市場における相場格言に、「国策に売りなし」という言葉があります。これは、株式市場に大きく影響する財政政策・金融政策という国策が積極的に行われたら株は上がりやすく、逆ならばどんな好業績企業の株でも下がりやすいということを示しています。特に注目されているのが、日本の金利動向を決める日本銀行が、金融緩和を縮小するかどうかです。具体的には、ゼロ金利政策の解除、長期金利の更なる上昇を認めるとなれば、お金を調達するためのコスト=金利が上昇し、株式市場に流入する資金が減り、日経平均だけでなく、株式市場全体で下落が強まる可能性があるということです。そして、この日銀の動きを予見してか、金利上昇への懸念が高まると下落しやすい、東証REIT指数という株価指数が、日経平均とは対照的に今年3月に昨年来安値を更新しているのです。
日経平均株価は「ユニクロ平均」か「半導体平均」か 4万円突破に“違和感”の正体 崔真淑
日経平均株価は「ユニクロ平均」か「半導体平均」か 4万円突破に“違和感”の正体 崔真淑 日本を代表する株価指数「日経平均株価」が史上最高値を更新、アメリカを代表する株価指数「S&P500」も同様の動きと、株式市場が盛り上がっています。新NISA(少額投資非課税制度)が始まり、浮き足立っている個人投資家も少なくないと思います。一方で株高でも、肌で感じる経済は良好とは思えないと“違和感”を感じる方も少なくないと思います。今回は、その”違和感”の正体と、今後の経済・株式市場の展望について考察していきます!
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