冨島佑允

冨島佑允

クオンツ、データサイエンティスト、多摩大学大学院客員教授

プロフィール

●冨島佑允(とみしま・ゆうすけ)
1982年福岡県生まれ。京都大学理学部卒業、東京大学大学院理学系研究科修了(素粒子物理学専攻)。MBA in Finance(一橋大学大学院)、CFA協会認定証券アナリスト。大学院時代は欧州原子核研究機構(CERN)で研究員として世界最大の素粒子実験プロジェクトに参加。修了後はメガバンクでクオンツ(金融に関する数理分析の専門職)として各種デリバティブや日本国債・日本株の運用を担当、ニューヨークのヘッジファンドを経て、2016年より保険会社の運用部門に勤務。2023年より多摩大学大学院客員教授。著書に『日常にひそむ うつくしい数学』(小社)、『数学独習法』(講談社現代新書)、『物理学の野望――「万物の理論」を探し求めて』(光文社新書)などがある。
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著者関連書籍

冨島佑允の記事一覧

これがなければ自動運転車は超危険! GPSを脇役にしたベイズ統計学とは
これがなければ自動運転車は超危険! GPSを脇役にしたベイズ統計学とは
近年、ビジネスのさまざまなシーンで統計学が使われるようになった。特に、人工知能の分野で注目されているのが「ベイズ統計学」だ。これは18世紀にイギリスの牧師トーマス・ベイズによって作られた統計学だが、なかなか応用される機会がなく、21世紀になりコンピューターの発展と共に一気に実用化が進んだ。インターネットの検索エンジンや迷惑メールフィルタ、AIによる自動運転、お客さんが商品を買う確率の予測、がん検査など、多くの分野で応用されている。冨島佑允氏の新著『東大・京大生が基礎として学ぶ 世界を変えたすごい数式』(朝日新聞出版)では、この「ベイズ統計学」について記されている。一部を抜粋、再編集し、紹介する。
冨島佑允世界を変えたすごい数式自動運転
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“キリストの復活”が起きる確率は 奇跡を立証するために牧師が導き出した「ベイズ統計学」
“キリストの復活”が起きる確率は 奇跡を立証するために牧師が導き出した「ベイズ統計学」
AIが車を運転する時代になった。自動運転のAIに使用されているのが「ベイズ統計学だ」。この理論は「“キリストの復活”が起きた確率は低い」と書かれた本を読み怒ったベイズ牧師が、奇跡を立証するために考え出したものだ。メガバンクでクオンツ(金融に関する数理分析の専門職)として信用デリバティブや日本国債・日本株の運用を担当し、ニューヨークのヘッジファンドを経て、保険会社の運用部門に勤務している冨島佑允氏の新著『東大・京大生が基礎として学ぶ 世界を変えたすごい数式』(朝日新聞出版)では、自動運転のAIやインターネットの検索にも使われる、いまやなくてはならない「ベイズ統計学」の成り立ちと注目されている理由について述べられている。一部を抜粋、再編集し、紹介する。
冨島佑允世界を変えたすごい数式自動運転
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なぜ人は「損切り」ができないのか 人間の不合理さの中にある法則“プロスペクト理論”
なぜ人は「損切り」ができないのか 人間の不合理さの中にある法則“プロスペクト理論”
従来の経済学では、「人間はいつも合理的で経済的に見て自分にとって有利な判断を行うことができる」とされていた。ところが、1990年代以降に急速に発展してきた行動経済学によると、「人間はだれしも、進んで損したいとは思っていないが、客観的に見れば損な行動をとってしまう」ということが分かってきた。冨島佑允氏の新著『東大・京大生が基礎として学ぶ 世界を変えたすごい数式』(朝日新聞出版)から一部を抜粋、再編集し、人間が損を避けるために、リスクを取ってしまう心理の法則“プロスペクト理論”を紹介する。
冨島佑允世界を変えたすごい数式生成AI
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生成AIはなぜ言葉を理解できるのか? コンピューターが単語の意味を理解する基礎はこれだ
生成AIはなぜ言葉を理解できるのか? コンピューターが単語の意味を理解する基礎はこれだ
人工知能が人間の知能を超える「シンギュラリティ(特異点)」が2045年あたりに訪れる。1950年代から人工知能の研究は始まっていたが、近年人間の脳をまねた“ニューラルネットワーク”が普及したことで急速に発展した。“ニューラルネットワーク“は、「シナプスを通したニューロン同士の電気信号のやりとり」と同じ仕組みで、学習を行う。すでに顔認証やGoogle翻訳など、さまざまな分野で実用化されている。保険会社でクオンツ(数学や人工知能を株式投資などに使ってお金をかせぐ仕事)を担当している冨島佑允氏の新著『東大・京大生が基礎として学ぶ 世界を変えたすごい数式』(朝日新聞出版)には、人工知能が人間の言語を扱えるようになるまでの技術者による創意工夫が記されている。一部を抜粋、再編集し、紹介する。
世界を変えたすごい数式生成AI
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人々の行動を変える“数式”の力 「儲けたい」に応える数式「利益÷株主資本」の秘密とは
人々の行動を変える“数式”の力 「儲けたい」に応える数式「利益÷株主資本」の秘密とは
世の中の発展や目新しいものには、“数式”が関わっていることがとても多い。AI、アート、太陽光発電、お金の運用、宇宙など分野はさまざまだ。「数式は創造性の源泉で、そこから何かを生み出せるのは数式読解力を持った人間だ」と冨島佑允氏は言う。同氏の新著『東大・京大生が基礎として学ぶ 世界を変えたすごい数式』(朝日新聞出版)には、“数式”から物事が創造される「創造のサイクル」の一例について書かれている。一部を抜粋、再編集し、紹介する。
世界を変えたすごい数式
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エマニュエル・トッドが語る

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【AERA 2025年2月17日号&2月24日号】「アメリカ・ファースト」を掲げるドナルド・トランプ氏が米大統領に再就任しました。就任直後から大統領令を頻発し、高関税を材料に他国とディール(取引)。アメリカ国内ばかりでなく国際情勢も混迷に陥っています。今後、世界や日本はどうなるのでしょうか。家族人類学者のエマニュエル・トッド氏のAERA独占インタビューをお届けします。

トッドが語るトランプ
「仕事×幸せ」の法則

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【AERA2025年2月17日号(2月10日発売)】 最近、幸せを感じたのはいつですか? お金や地位だけでもなくやりがいだけだけでもない、「客観的Well-being」と「主観的Well-being」のバランスの最適解を探り、自分なりの「幸せの法則」を見つけませんか。

仕事と幸福度
氷河期世代のセカンド就活

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【AERA dot & AERA2025年2月10日号(2月3日発売)】バブル崩壊後の就職難を経験し、いつの時代も競争にさらされてきた40代半ば~50代半ばの氷河期世代。定年退職後の次なるキャリアを見据えた、いわば「セカンド就活(セカ就)」が迫っています。定年再雇用になると「仕事はそのままで、年収は半分以下」が一定割合を占めるというデータも。今からでも遅くはありません。会社からも社会からも必要とされるキャリアアップをめざす「セカ就」を始めてみましょう。

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