冨島佑允
“キリストの復活”が起きる確率は 奇跡を立証するために牧師が導き出した「ベイズ統計学」
AIが車を運転する時代になった。自動運転のAIに使用されているのが「ベイズ統計学だ」。この理論は「“キリストの復活”が起きた確率は低い」と書かれた本を読み怒ったベイズ牧師が、奇跡を立証するために考え出したものだ。メガバンクでクオンツ(金融に関する数理分析の専門職)として信用デリバティブや日本国債・日本株の運用を担当し、ニューヨークのヘッジファンドを経て、保険会社の運用部門に勤務している冨島佑允氏の新著『東大・京大生が基礎として学ぶ世界を変えたすごい数式』(朝日新聞出版)では、自動運転のAIやインターネットの検索にも使われる、いまやなくてはならない「ベイズ統計学」の成り立ちと注目されている理由について述べられている。一部を抜粋、再編集し、紹介する。
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11/25