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NYの大麻売人を取材する作法「chill」とは?

連載「超危険地帯英会話」

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丸山ゴンザレスdot.
 まあ、私の場合には、シンプルな質問を組み立てるぐらいの英語力しかないのも要因としてあるが。とはいえ、無駄に余計なことを言って、相手に疑いを抱かせるよりもよっぽどいいだろう。

「I wanna talk to you. Is it OK?」(お話があるんですが、いいですか?)

「What do you want to know?」(何が聞きたいんだ?)

「Please tell me about marijuana. Price or ......」(マリファナについて教えてください。値段とか……)

「This is 1/8 ounce for 40 to 50 dollars.」(これは8分の1オンス〈約3.5グラム〉で40~50ドル〈約5000円〉)

 小ぶりなパケ(マリファナの入ったビニールの小袋)を持ちながら、ざっくりとした相場などを教えてくれた。だが、世界各地で聞いた相場に比べると高い。アメリカ全土が合法化に舵を切っている昨今、そのような高級品で商売になるのだろうか。そんな疑問を素直な気持ちでぶつけてみた。

「I think it is expensive. Is there a demand for high quality marijuana?」(ちょっと高くない? 高品質なマリファナの需要はあるの?)

「I sold high quality it for 100 dollars. Some people need it, indeed.」(品質がいいモノを100ドルで売るときもある。それを必要とする人はいる)

 この言い回しには覚えがあった。高品質なものに対してニーズがあるという意見は、ジャマイカでマリファナ農家を取材した際にも言われたし、メキシコの麻薬カルテルを取材した際にも言われた。どこの業者も「栽培の技術」と「マリファナの品質」には自信を持っているのだということの表れのように感じた。



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