阪神時代は周囲の声を気にして考え過ぎることも多かった。大谷との比較も本人には苦痛でしかなかったはず。元々素晴らしい投手なのは間違いない。今はのびのびと好きな野球ができているはずで、プラスに働けば一気に覚醒する可能性はある。過去にもそういった選手は少なくない」(大手マネージメント会社関係者)

 次回登板は今のところ週末のメッツ戦に予定されている藤浪。アスレチックスのマーク・コッツェー監督は「最初の登板と同じような流れになってしまった」と2戦目のレイズ戦後に制球難を嘆いたが、それでも「ヒットは3本しか打たれていないんだ」と語ったように、まだ攻略されて得点を取られていないという点はポジティブな要素ではある。

 契約期間は1年。どちらに転ぶかは分からないが、仮にここから結果を残せば、FAとなるオフにはさらなる年俸アップとなるのは間違いない。何とかここから踏ん張り、米国でサクセスストーリーを見せて欲しい。