<外野手>
■松原聖弥(巨人)

 地道に積み上げ、昨季の活躍で膨らんでいた期待が、一気に萎んだ。育成入団から2年目の2018年に支配下登録され、自慢の俊足と非凡な打撃センス、広い守備範囲を武器に2020年に86試合(打率.263、3本塁打、19打点、12盗塁)、2021年には135試合(打率.274、12本塁打、37打点、15盗塁)に出場。新たな生え抜きホープとして今季はさらなる飛躍が期待されたが、開幕直後から打撃不振が続き、レギュラーポジションも失い、出場50試合で打率.113、0本塁打、4打点、2盗塁。ブレイクから一転、どん底を経験することになった。この悔しさ、失望を来季の糧にできるか。今季年俸4000万円からの減俸は確実だが、そこからのV字回復なるか。自身の野球人生をかけたシーズンになる。