先生の挨拶を聞き、人の子供を預かるということはいかに大変で大きな責任を背負うものかということを改めて感じました。何十人もの子供を預かる。しかもこのコロナ禍で。

 今でこそコロナ禍での色々なルールは出来ていますが、コロナが日本でも本格的に流行り始めた中で、コロナに怯えながら、保育するのは本当に大変だったと思います。

 日々流れてくるニュースと情報の中で、何が正解か?その中でどう対策したらいいのか?分からない中で、手探りで正解を見つけ出していかなければいけません。コロナと戦い子供を守り保育する。

 先生の涙まじりの言葉を聞き、僕が想像していた数倍・数十倍、コロナ禍の保育の大変さを感じ、そしてその中で子供を預かってもらえていたことに、深く深く感謝をしました。

 保育園で預かってもらえることが決まった時、夫婦で本当に喜びました。でも、通い始めると、子供が保育園に行くことは当たり前になっていきます。保育園で預かってもらえることが当たり前になっていく。先生だって親には本音を漏らさない。「コロナ、怖いです」とは言えないです。

 そんな当たり前の裏には、先生たちのたくさんの努力がある。僕らが日常を過ごせた裏には、先生方がいてくれたからなんだよなと。

 日本全国のお子さんを預かっている先生方。本当に本当にありがとうございます。

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中。毎週金曜更新のラブホラー漫画「お化けと風鈴」の原作を担当し、自身のインスタグラムで公開、またLINE漫画でも連載中。コミック「ティラノ部長」(マガジンマウス)、長編小説『僕の種がない』(幻冬舎)が発売中。作演出を手掛ける舞台「怖い絵」が2022年3月に東京・大阪にて上演

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鈴木おさむ

鈴木おさむ

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。

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