「『ブラック校則』と『学校に行く自由』を一緒にすることに疑問を覚えます。学校に様々な事情で通えない子供たちは考慮しなければいけませんが、小・中学校は義務教育です。集団生活の中でルールは必要であり、そのルールの下で生活することで社会性が養われる。それは高校も大学も社会も変わりません。理不尽なルールには異を唱える必要はあると思いますが、ゆたぼんの場合は自由を主張して学校に行かない理由にしている印象を受けます。いじめなどを理由に学校に通えなくなった子供たちとは置かれている立場が違うし、小・中学校に通わない自由を正当化するのは違和感を覚えます」

 この動画のコメント欄には、「まぁそれがどうだったかは10年後にわかるんじゃね。みんな社会実験サンプル見てるようなもんだ。個人的にはYouTubeがなくなって肩書きが消えたらどうなるのかは興味ある。周りの大人は、YouTuberとしての利用価値から見てるはずだから」、「初めて見てみましたが不登校YouTuberでこんなにも前向きな人初めて見ました。でも、生き方は一人一人違うのでゆたぼんさんの生き方でいいと思います。他の不登校の子も見たら前向きになれる動画だと思いました ですが、学校には1日ぐらい顔を出しておく方がいいと思います。小中学生は義務教育なので。実際に行ってみても意外と楽しいものですよ。楽しいことも嫌なこともあってこそが冒険であり人生です」などのコメントが。

 時代に即していない理不尽な「ブラック校則」も散見される。現場の教職員が自戒の念を込めて話すように、見直す必要があるだろう。(西川秀之)