今回は新型コロナウイルス対策により、台上の汗を拭くこと、ボールに息を吹きかける行為を控えるように呼びかけられていたが、水谷・伊藤が決勝戦でそのような反則行為をしていたとネット上で話題に。中国語で「卑怯者」、「メダルを獲得する資格はない」など書き込まれた。

「もちろん、中国人選手を応援している人たち全員が伊藤に攻撃的な態度をとっていないことは理解しています。『みっともない書き込みはやめろ。同じ中国人として恥ずかしい』など誹謗中傷に不快感を示すコメントが見られるし、伊藤に激励のメッセージも多く寄せられている。伊藤に勝った孫もこのような事態になることを望んでいないだろうし、五輪の盛り上がりに水を差す行為です。中国が卓球王国である事実は誰もが認めますが、ファンのマナーやメディアリテラシーが三流だったら、他国は尊敬の念を抱けないですよ」(民放テレビ関係者)

 伊藤はシングルスで3位決定戦、女子団体の試合が残っている。心身ともに極限の世界で戦っている選手たちを傷つけるような書き込みは許されない。(安西憲春)