大谷翔平の活躍と裏腹にチーム低迷、エンゼルスの「トラウタニ」が終焉する日も (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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大谷翔平の活躍と裏腹にチーム低迷、エンゼルスの「トラウタニ」が終焉する日も

杉山貴宏dot.
エンゼルス・大谷翔平(写真/gettyimages)

エンゼルス・大谷翔平(写真/gettyimages)

 大谷翔平(エンゼルス)の勢いが止まらない。投手として完全復活した今季は単なる投打の二刀流にとどまらず、登板日もチームが指名打者を使わずに大谷を打席に立たせる「リアル二刀流」での出場が多くなった。それどころか、マウンドを降りた後もベンチに下がらず外野守備に就くケースまである。エンゼルスの看板選手であるマイク・トラウト外野手の故障離脱もあり、いまや大谷はチームにとって欠かすことのできない存在だ。

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 だが大谷個人の活躍とは裏腹に、エンゼルスは低迷が続いている。最後にプレーオフに出場したのは2014年で、16年からは5年連続で勝率5割に届いていないのだ。

 MLBでは冴えないシーズンが続いた場合、契約を残している主力選手を早めにトレードに出し、次代を担う若手有望株を複数獲得するのが通例。だが近年のエンゼルスはそこまで抜本的なスクラップ&ビルドはせず、逆に19年の開幕前にはトラウトと当時のMLB史上最高額となる12年総額4億2650万ドルの超大型契約を結んだ。

 こうした主力選手の確保が可能な背景には、エンゼルスが人気球団で財政的に裕福なことがある。特に2003年にオーナーに就任したアルトゥーロ・モレノ氏は大物選手を大型契約で獲得することを好み、ブラディミール・ゲレロを5年7000万ドル、バートロ・コローンを4年5100万ドル、トリー・ハンターを5年9000万ドル、そしてアルバート・プホルスを10年2億5400万ドルで獲得した実績がある。

 一方で、生え抜きの大物プレイヤーについてはトレードでの放出はあまりない反面、最近はフリーエージェントの資格を得た際は引き留めず他球団への移籍を許容しているケースもある。もちろん前述のトラウトや、2000年代半ばから2010年代半ばにかけてエースとして長くチームを支えたジェレド・ウィーバーのような例外はあるが、FA権を得る前の時点での長期契約はあまり結ばないということだ。


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