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主将就任に東京五輪…ヤクルト山田哲人は今、“やる気”に満ち溢れている【燕軍戦記】

菊田康彦dot.
ヤクルト山田哲人 (c)朝日新聞社

ヤクルト山田哲人 (c)朝日新聞社

 6月も終わりに近づき、最高気温25度以上の“夏日”が当たり前のようになってきた今日この頃。気温の上昇とともに、打率を一気に上げてきているのがヤクルトの山田哲人(28歳)だ。

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 水無月の声を聞くようになったばかりの6月3日の時点では2割4分を切っていた打率は、この3週間で2割7分台までアップ。6月23日の広島戦(マツダ)でタイムリーツーベースを含む3安打をマークすると、翌24日の同カードでも2安打で、マルチヒットは今月6度目となった。シーズンの打率はまだ3割には遠いが、6月に限れば打率.319。5月は1本に終わったホームランも、今月は既に7本を数える。

 山田は昨オフ、取得したばかりの国内FA権を行使せず、出来高払いを含めると総額約40億円とも伝えられる7年契約でヤクルトに残留。さらに高津臣吾監督に直訴して、今シーズンからチームのキャプテンに就任した。

「プレーしてても『こいつは今どうしてるかな』とか、しょっちゅう思います。『こいつはどういう考え方でやってるのかな』っていうのはすごい気になったりしてるんで、キャプテンになることによって、周りもすごい見えてきてるなっていうのは実感してます」

 そう話す山田には今、大きなモチベーションがある。1つは昨年まで2年連続でセ・リーグ最下位に沈んでいたヤクルトが、今年はここまで2ケタの貯金をつくり、リーグ単独2位につけていること。しかも今月は自身がマルチ安打を記録した6試合で、チームも5勝1敗と高い勝率を誇る。

 これは開幕前に「一番は結果を出してみんなを引っ張っていくことだと思います。そこを一番に置いて、1年間戦いなと思います」と意気込みを語っていたキャプテンにとって、何よりの喜びだろう。

 そんな山田を「去年までよりも感情が少し出るようになったかもしれないですね」と評するのは、キャプテンの座を譲って自らは「終身名誉キャプテン」となった青木宣親である。

「もともと(感情が)出ないタイプだと思うんですけど、(今年は)いいプレーをしたら嬉しがったり、なかなか打てなかったりしたらちょっとガッカリしたり、なんかすごくいいと思います。やっぱりそういう喜怒哀楽は、個人的には出してほしいんですよね」


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