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ロバート秋山「クリエーターズ・ファイル」が世界進出できた類まれな創造性

連載「道理で笑える ラリー遠田」

ロバート秋山竜次(C)朝日新聞社

ロバート秋山竜次(C)朝日新聞社

 ロバートの秋山竜次のライフワークとも言えるプロジェクトが「クリエイターズ・ファイル」である。この企画では、秋山がさまざまな分野のクリエイターに扮して、パフォーマンスを披露する。

【写真】癖が強く「クズ芸人」と呼ばれるのはこの人

「アース・フォトグラファー」「インディアンジュエリー・デザイナー」「トータル・ウェディング・プロデューサー」など怪しげな横文字の職業名を名乗る人たちが、いかにもそれっぽい衣装を身にまとい、仕事論や人生哲学を熱く語る。フリーペーパーの連載記事として始まったこの企画は、大反響を巻き起こして書籍化された。

 そして、2021年6月3日にはついに、最新作となるNetflixオリジナル作品『クリエイターズ・ファイル GOLD』が世界同時配信された。秋山が紹介するよりすぐりのクリエイターたちが、横浜流星、安達祐実、冨永愛ら豪華ゲスト陣と共演して、それぞれの世界観を表現してみせる。

 お笑い界では「憑依型芸人」と呼ばれる人がいる。コントなどで架空のキャラクターを演じるときに、その役柄に深く入り込んで、まるで取り憑かれたかのような迫真の演技を見せるタイプの芸人のことだ。秋山はまさに憑依型芸人の典型である。ロバートのコントの中で彼が演じるのは、どこか暴走気味で危なっかしい人ばかりだ。だが、その力強さでいつのまにか見る人を巻き込んでいってしまう。

 2001年から2012年に放送されていた人気バラエティ番組『はねるのトびら』でも、秋山は数々のキャラクターを生み出してきた。『はねるのトびら』はもともと深夜のコント番組だったが、若者を中心に根強い支持を得て、徐々に時間帯が繰り上がり、最終的にはゴールデンタイムに進出した。

 その原動力の1つに秋山のコント芸人としての能力の高さがあるのは間違いない。甲高い声でマルチ商法の勧誘をする男、ネットアイドルの熱狂的なファン、今にも倒れそうな杖をつくおじいさんなど、個性豊かなキャラクターを演じてきた。


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