重賞を初めて勝ったのは? 桜花賞馬ソダシで注目、「白毛馬」の歴史を振り返る (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

重賞を初めて勝ったのは? 桜花賞馬ソダシで注目、「白毛馬」の歴史を振り返る

杉山貴宏dot.
白毛初のクラシックホースとなったソダシ (c)朝日新聞社

白毛初のクラシックホースとなったソダシ (c)朝日新聞社

 今年の競馬もダービーが終わったことでひと区切り。様々な見どころや名勝負があったが、特に牝馬クラシック戦線を盛り上げたのが無敗で桜花賞を制した白毛馬のソダシだった。

 誤解されがちだが、白毛馬として生まれる白変種は色素が減少したものであり、アルビノとは違う。そして白毛は遺伝するため、白毛の親からは白毛の子が生まれる可能性がある。ソダシの白毛も母ブチコと祖母シラユキヒメから受け継がれたものだ。

 日本初の白毛の競走馬は、1979年に生まれたハクタイユー(父ロングエース)。現役時代は4戦0勝に終わったが遺伝検証のために種牡馬となり、5頭の白毛馬の父となった。そのうちの1頭であるハクホウクン(1994年生まれ)は地方競馬で日本初の白毛の勝ち馬となっている。またハクホウクンは父として白毛のハクバノデンセツを送り出した。ただしこの系統からは活躍馬といえるほどの存在は誕生しなかった。

 1996年には前述のシラユキヒメが誕生。名種牡馬サンデーサイレンスの娘として生まれたこの馬が、現在の日本の白毛系の根幹をなしている。自身は中央で9戦0勝だったものの、繁殖入り後は多くの白毛馬を出産。2番仔のホワイトベッセル(2004年生まれ、父クロフネ)が2007年に中央競馬の白毛初勝利をマークした。

 さらに2005年に生まれた3番仔のユキチャン(父クロフネ)は2008年に地方重賞の関東オークスを制覇する快挙を達成。これが日本における白毛馬の重賞初勝利だった。ユキチャンはその後もダート戦線で活躍を続け、通算17戦5勝(重賞3勝)の成績を残した。産駒にも白毛が多く、ハウナニ(父ロードカナロア)は中央競馬で2勝を挙げている。

 2009年生まれの6番仔マシュマロ(父クロフネ)は中央で2勝を挙げて繁殖入り。その息子であるハヤヤッコ(父キングカメハメハ)は2019年のG3レパードステークスで中央競馬初の重賞制覇を達成した。ちなみに今も現役で、ダートの中距離路線で頑張っている。


トップにもどる dot.オリジナル記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい