門倉健氏(C)朝日新聞社
門倉健氏(C)朝日新聞社

 単身赴任の家を出たまま行方が分からなくなっている元中日二軍投手コーチ・門倉健氏。地元・名古屋のメディアは大々的に取り上げていなかったが、その背景には事情があった。週刊誌・FRIDAYが横浜市内の公園で発見されたと今月2日に報じると、名古屋のテレビ関係者は口を開いた。

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「門倉さんが横浜に『第三者』と失踪したのは間違いないでしょう。全国放送のワイドショーでは門倉さんが事件に巻き込まれた可能性があると大きく報じていましたが、中日が退団を受理した時点で地元メディアは『事件性がない』という見方でした。関係者に取材したところ、横浜にいるのは間違いないと。家族間の問題なので、門倉さんが自ら姿を現さない限り、番組で大きく扱うことはないと思います」

 球界のみならず、世間も大騒ぎしているだけに、門倉氏は姿を現しづらいかもしれない。経緯を振り返ると、中日が26日付けで門倉氏の退団を発表したのが発端だった。球団の説明によると、15日以降にコーチを担当するファームの練習を無断で休み、連絡も取れなくなった。翌16日に家族が愛知県警に捜索願を出す。その後、郵送で「5月15日をもって、一身上の都合により退団させていただきます」という旨の文書が届いた。筆跡が門倉コーチ直筆であることを家族が確認している。

 家族も身を案じた。5月28日放送のフジテレビ系情報トーク番組「バイキングMORE」内で、門倉氏の妻・民江さんが電話取材で番組に出演。民江さんによると、単身赴任の多かった門倉コーチと20年前からテレビ電話で毎日会話しているという。失踪前夜の14日も午後6時から深夜0時までテレビ電話をつなぎっぱなしで、普段と変わらない様子で話をしていた。「何がなんだかわからないです。理由もわかりませんし、原因も分かりませんし、まさかという感じです」、「本当にお恥ずかしい話、大好きです。本当に仲がいいんですね。いつも一緒ですし。もちろん夫婦ですからケンカとかいろんなことがありますが、絶対に横にいて欲しい人です。大事な存在です」と涙声になり、「本当に早く連絡が欲しいです。家族、友人みんな待っているので、早く帰ってきて欲しいです。連絡ください」と呼びかけた。

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