事件に巻き込まれた危険性はなく、無事でいる可能性が高いことは何よりだが、門倉氏をよく知るスポーツ紙の遊軍記者は「こんな形でコーチを辞めるのはもったいない」と嘆く。

「金銭問題や女性関係などプライベートでは色々トラブルはあったのかもしれませんが、投手コーチとしては本当に優秀でした。個々の選手の性格に合わせて声の掛け方を変えたり、修正するポイント、伸ばすべきポイントを的確にアドバイスしていた。繊細な性格だから選手に寄り添えるのかもしれません。ただ、もし報道されていることが事実なら、あまりに身勝手な辞め方になる。今後は中日だけでなく、他球団でもコーチとして呼ばれる可能性はないでしょう。指導者としての能力が高かったので残念ですね」

 SNS、ネット上では「色々報道されているけど、無事だったことだけは本人出なくても発表してほしい」。「メディアで報じられない深い事情があるのかもしれない。とりあえず無事でいればやり直せる」などのコメントが。門倉氏は今何を思うのか――。(梅宮昌宗)