お笑いコンビ・かまいたち。左が山内健司。右は相方の濱家隆一(C)朝日新聞社
お笑いコンビ・かまいたち。左が山内健司。右は相方の濱家隆一(C)朝日新聞社

 お笑い第7世代が台頭する中、その一つ上の世代のお笑いコンビ・かまいたちの活躍もめざましい。多くのレギュラー番組を抱え、テレビで見かけない日はほとんどない。さらに、YouTubeの公式チャンネルは登録者110万人超えるなど、今もっとも売れている芸人といってもよいだろう。

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 かまいたちといえば、さまざまな賞レースで優秀な成績を収めている実力派コンビ。2017年に「キングオブコント」(TBS系)で優勝し、その後東京に進出。2019年、ラストチャンスとして出演した「M-1グランプリ」(テレビ朝日系)では惜しくも準優勝だったが、その面白さは確実にお茶の間へと浸透し、人気者となった。

 また、最近は長身で女性からの人気も集まってきた濱家隆一(37)と、一癖も二癖もあって面倒くさそうな性格の山内健司(40)というように、2人のキャラが立ってきている。

「山内さんの場合、一部の視聴者が引いてしまうほどの発言もあります。最近では2月に放送されたバラエティー番組では『妻からのプレゼントはいらない』という持論を展開。その理由が、奥さんからプレゼントをもらっても、お金の出どころは自分が稼いできたお金だから、というもの。これを自身のYouTubeで話したら大炎上したそうです。過去にも、楽屋で飲み終わったジュースの缶を捨てずに放置しておく理由について『それはADさんの仕事。動かさないと』と発言して炎上したこともありました」(テレビ情報誌の編集者)

 だが、そこはやはり漫才師。実は山内が「良い人」ということが世間に認知されつつあるという。放送作家は言う。

「昨年放送された『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)の『20~40歳の一般女性に聞いた結婚するならこの芸人』という格付け企画では、なんと藤田ニコルさんが自身の順位を聞かれ『1位は山内さん』と言ったのです。何でも、山内は楽屋にあいさつに来てくれるそうで、しかも『お願いします』みたいな感じではなく、『にこるん、いる~?』と軽い感じで来てくれて、それがすごくうれしいそうです。そんなところを見ると、やはり根は良い人なのでしょう」

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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超がつくほどの真面目な人間