大阪桐蔭の甲子園優勝投手は今…プロで苦しむ日本ハム・柿木蓮の現在地 (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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大阪桐蔭の甲子園優勝投手は今…プロで苦しむ日本ハム・柿木蓮の現在地

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日本ハム・柿木蓮 (c)朝日新聞社

日本ハム・柿木蓮 (c)朝日新聞社

 大いに盛り上がった、第100回全国高校野球選手権大会の優勝投手である柿木蓮(日本ハム)がプロ入り後苦しんでいる。

【写真】大阪桐蔭から巨人にドラフト1位で入るもまったく活躍できなかった投手はこの人

 18年に甲子園春夏連覇の原動力となった大阪桐蔭のエースは、今年でプロ3年目を迎えるが、まだ一軍のマウンドには立てていない。

「高校時代マークしていた投手だったので、あまりの変貌に驚きました。以前のフォームでは下半身を使って腕を真上からしっかり振ることで、スライダーにも鋭いスピンがかかっていた。(今は)立ち投げのような状態で腕が振れない。球の出どころも見やすくなって球種も判別しやすい。このままでは時間がかかりそうですね」(在京球団スカウト)

 18年のドラフトでは下位指名(5位)ではあったが、完成度は高く早い段階で一軍での登板も予想されていた。150キロを超える真っ直ぐと、切れ味鋭い変化球で大崩れしない投手として期待され、同期入団で甲子園の決勝でも投げ合った吉田輝星(ドラフト1位)とのライバル関係も注目された。

「即先発とは行かないが、中継ぎなら1年目から一軍登板の可能性を感じさせた。若手には早い時期に上で経験をさせ、本人に課題などを体感させるのが日本ハムの育成パターン。それでも一軍に昇格できなかったのは、技術、体力の両方で根本的に足りないものがあるから。必死にトレーニングする姿は見られるのですが……」(日本ハム担当記者)

 プロ1年目の19年は二軍で26試合に登板して防御率8.24。昨年は6試合の登板で防御率0.00ながら、投球回数はわずか7イニングのみだった。

「本人の考えなどから、投球フォームのチェンジを行なった。真っ直ぐ主体のパワー系投球から、変化球を生かした制球力重視のスタイルに変えるためだった。しかし腕が振れなくなり、以前の球威を失ってしまった。リリースが一定しないので制球力も定まらない。2年目は投球フォームを試行錯誤する1年となった」(日本ハム担当記者)

 プロ入り後は高校時代の力感溢れる投球フォームではなく、その場で腕を振っているだけのようになった。制球重視なのか、ストライクゾーンに置きに行くような球を打者に痛打される。今季もファームでここまで12試合に登板(うち先発2試合)し、防御率8.35と結果を残せていない。


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