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田口麗斗は巨人に“足りない人材”だった? 開幕前の電撃トレードが持つ意味

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ヤクルト・田口麗斗(左)と巨人・廣岡大志(右)(写真提供・ヤクルトスワローズ/読売ジャイアンツ)

ヤクルト・田口麗斗(左)と巨人・廣岡大志(右)(写真提供・ヤクルトスワローズ/読売ジャイアンツ)

 開幕前に電撃トレードとなった田口麗斗(巨人→ヤクルト)と廣岡大志(ヤクルト→巨人)。ファンに驚きを与えたトレードは、今後両チームにどんな影響を及ぼすのだろうか……。

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「自分の投球ができなかった。チームに何もできず、迷惑をかけてしまい申し訳ないです」(田口)

 田口は3月27日の阪神戦(神宮)でヤクルト移籍後、初登板初先発を果たした。だが、結果は2回1/3を投げ6安打6失点(自責5)。結果を残せずマウンドを降りた。初回には注目ルーキーの佐藤輝明にプロ初安打となるホームランをバックスクリーンに運ばれるなど、完全に脇役となってしまった。

「身体のキレがなく腕が振れていなかった。球威がなく変化球主体の投球になり、完全に狙い打たれた。年齢的には若手だが実績十分の投手。今季初戦にあれでは首脳陣も頭が痛い。ヤクルト投手陣は火の車なので、今季も苦しくなりそう」(在京球団のスコアラー)

 移籍後初登板は今後に不安を抱かせるものだったが、2試合目の先発となった4月3日の古巣・巨人戦(東京ドーム)では好投。後続の投手が降板後に追いつかれたため白星は逃したが、7回を投げ、5安打、6奪三振、無失点と見事なピッチングを見せた。

 昨年までの本拠地で好投した田口に対しては、巨人を応援する人々も感慨深い気持ちになったのは間違いないだろう。それも、田口が選手としての実力だけではなく、キャラクターも含めファンに愛されたからというのも大きいはずだ。

「(トレードが分かってからは)すぐに気持ちの切り替えをして前向きになっていた。愛されキャラで野手陣からもイジられていた。移籍が決定して本人より周囲が寂しそうで、挨拶の時に涙ぐんでいた選手もいたほど。巨人のためによくやってくれて感謝しかない」(巨人関係者)

 田口は身長171cmと小柄な左腕だが、真っ直ぐの球威とスライダーなど鋭い変化球が特徴。三振が取れ、長いイニングを投げられるスタミナがある。先発はもちろん、ロングリリーフもこなせるため、首脳陣の信頼は絶大だった。

「プロ入りから先発でフルに近い形で投げて来た。疲労が蓄積したのか、身体が重い状態が続いていたらしい。太りやすい体質もあり、キレが悪くなって腕も振れない状態も見受けられた。役割が固定され調整をしっかりできれば大きな戦力になれるはず」(巨人担当記者)


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