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巨人の二塁手、中日の捕手…今年こそ“絶対的レギュラー不在”問題は解決?

西尾典文dot.
巨人・吉川尚輝 (c)朝日新聞社

巨人・吉川尚輝 (c)朝日新聞社

 2月1日に始まったキャンプも終盤戦に入り、3月からはオープン戦もスタートする。これまでの紅白戦や練習試合は若手中心となっていたチームも、ここからは主力や合流が遅れていた外国人選手の出場も増え、本格的なレギュラー争いが繰り広げられる時期でもある。

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 ただ改めて各球団の状況を見てみると、確固たるレギュラーをなかなか確立することができていないポジションも少なくない。今回はそんな流動的なポジションをピックアップし、今シーズンどうなるかについても展望してみたいと思う。

 毎年のように他球団の主力選手をFAで獲得している巨人だが、伝統的になかなか固定できていないのがセカンドだ。1980年代には2度の首位打者を獲得した篠塚和典、1990年代後半からはゴールデングラブ賞4回の名手として知られる仁志敏久が不動の二塁手だったが、それ以降は万全なレギュラーと言える選手は現れていない。2010年に脇谷亮太、2014年には西武から獲得した片岡治大が規定打席に到達したが、いずれもこの1年だけである。

 しかしそんな長年の課題もようやく解決が見えてきた。昨年、プロ入り4年目の吉川尚輝が112試合に出場し、自身初となる規定打席到達を果たしたのだ。中京学院大時代からその守備範囲の広さは定評があり、堅実さも向上している。課題はとにかくコンディションを維持できるかにある。過去にも腰を痛めて長期離脱したケースがあり、一昨年はわずか11試合の出場に終わっている。吉川がセカンドに固定されて、常にリードオフマンとして機能するようになれば、巨人の内野陣は一気に将来が明るくなってくるだろう。

 昨シーズン、8年ぶりのAクラス入りを果たした中日ではやはり捕手がキーマンとなりそうだ。落合博満監督時代は谷繁元信が不動の正捕手として君臨していたが、よく考えると谷繁も横浜から移籍してきた外様の選手であり、生え抜きの正捕手となると中村武志まで遡ることとなる。谷繁がそれだけ偉大だったという証明でもあるが、2000年以降、前田章宏、田上秀則、田中大輔といった捕手を上位で指名しながらも、正捕手に育てきれなかったツケが7年連続Bクラスに低迷した要因の一つとも言える。2017年オフには大野奨太を日本ハムからFAで獲得したが、期待外れの結果に終わっている。


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