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もっと評価すべき? 広い本拠地で「価値ある本塁打王」になった大砲たち

西尾典文dot.
中日で本塁打王になったゲレーロ (c)朝日新聞社

中日で本塁打王になったゲレーロ (c)朝日新聞社

 野球の華と言えばやはりホームランだ。昨年はセ・リーグは岡本和真(巨人)、パ・リーグは浅村栄斗(楽天)がともに初となるホームラン王に輝いている。そしてホームランに大きく影響してくるのが球場の広さだ。近年では2015年にヤフオクドーム(当時)が“ホームランテラス”、2019年にZOZOマリンスタジアムが“ホームランラグーン”を設置し、ソフトバンク、ロッテ両球団とも前年から大きくチームホームラン数を増やしている。

【写真】「平成で最もカッコいいバッティングフォーム」はこの選手!

 毎年チームホームラン数が下位に沈んでいる中日も広いバンテリンドームナゴヤにテラス席を設置すべきではという議論も起こっている。ただ逆に言えばそんな広い本拠地でホームラン王を獲得することは非常に価値が高いことであることは間違いない。そんな再評価すべき真のホームランバッターを振り返ってみたいと思う。

 先述した広いバンテリンドームナゴヤを本拠地とする中日の選手で、直近でホームラン王を獲得しているのはゲレーロだ。2013年にキューバから亡命し、翌年から2年間はドジャースでプレー。2017年に来日すると開幕直後は不振だったものの、5月に10本塁打、6月に9本塁打とホームランを量産した。

 走者がいない場面でのホームランが多いことから“ソローロ”と揶揄されることもあったが、最終的に35本塁打を放ちバレンティン(当時ヤクルト、32本塁打)に競り勝ってホームラン王のタイトルを獲得した。ホームランの出づらい本拠地でも65試合で17本塁打を放っており、打った瞬間それと分かる当たりも多かった。翌年移籍した巨人では首脳陣とのトラブルもあって力を発揮することはできなかったが、来日1年目でのタイトル獲得は見事という他ない。

 ドームに移転した1998年以降の中日で最高のホームランバッターと言えばやはりウッズになるだろう。メジャーでの実績はなかったものの、韓国での5年間で174本塁打という実績が評価されて2003年に来日して横浜(当時)に入団すると、1年目に40本、2年目に45本といきなりホームランを量産して2年連続のタイトルを獲得。翌年中日に移籍して1年目は38本塁打と少し数字を落としたものの、2006年にはキャリアハイとなる47本塁打、144打点で二冠王に輝いた。ちなみにシーズン47本塁打は中日の球団記録である。


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