この他、鈴木杏樹&喜多村緑郎やブラザー・トム、近藤真彦など2020年も不倫騒動が世間と芸能界を騒がせたが、芸能ジャーナリストの平田昇二氏はこう語る。

「独身時代は帰国子女のお嬢様だった印象だった鈴木杏樹さんの『4000円ラブホ不倫』は、タレントイメージとのギャップが妙に生々しくて、よく酒席のネタになっていました。“クルーズ船をイメージした外観のホテル”というのも個人的にはツボです。競泳の瀬戸大也選手も不倫相手のCAとのラブホテル密会を週刊誌にキャッチされました。以前の袴田吉彦さんの『APA不倫』しかり、原田龍二さんの『4WD不倫』しかり、不景気の影響なのか、はたまたシチュエーションに興奮するのか、最近の芸能人や著名人の間ではコスパ重視の庶民派不倫デートがはやっているのかも。また、近藤真彦さんについては、愛人に語ったとされる『俺は(不倫記事を)もみ消せる権力を持っている』という発言は、いかにも昭和のスターらしい時代錯誤な発言として、業界内でも大いに話題になりました」

 変わり種でいえば、かつて「不倫は文化」発言で世間の猛バッシングを受けた石田純一の「組織が俺のことを殺そうとしている」も記憶に新しい。「令和の石田語録か」と業界もざわついた。

 石田は、4月に沖縄でゴルフをした際に体調が悪くなり、都内に戻ると新型コロナに感染していることが発覚。約1カ月の治療をへて復帰したが、その後すぐに快気祝いと称した飲み会に参加したことが明らかになった。

 さらに、7月には出張先の福岡でゴルフと食事会を楽しんだ揚げ句、美女のお持ち帰り疑惑まで一部女性誌に報じられた。

「組織が俺のことを殺そうとしている」は、石田が前述の疑惑について女性誌から直撃取材を受けた際、反論の中で口にしたフレーズだが、スポーツ紙のデスクはこうあきれる。

「石田さんは自身に対するバッシングの要因として黒幕説を主張しているのですが、どう考えても自業自得としか思えず、さすがに無理筋です。『不倫は文化』発言も当時不倫疑惑をマスコミから激しく追及され、逆ギレ気味に語った印象がありますが、今回もどことなく似たような感じもします」

次のページ
「筋トレが世界で一番意味わかんない」(小島瑠璃子)