皇治ら“煽り先行型”のファイターが増加…話題性偏重は格闘技界にとってプラスか (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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皇治ら“煽り先行型”のファイターが増加…話題性偏重は格闘技界にとってプラスか

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『RIZIN.26』への参戦も決まった格闘家の皇治 (c)朝日新聞社

『RIZIN.26』への参戦も決まった格闘家の皇治 (c)朝日新聞社

 2000年のプロレスイベント『INOKI BOM-BA-YE』に端を発し、その系譜を継ぐ大晦日大会『RIZIN.26』が迫ってきた。朝倉海と堀口恭司のバンタム級タイトルマッチ、11月に続いての出場となる朝倉未来と見どころは尽きないが、一部で“裏メイン”的注目を集めているのがK-1を離脱し今回MMAデビューを迎える平本蓮と萩原京平の一戦だ。

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 平本は同い年で幼なじみの那須川天心と小学時代からスパーリングを積み、アマ戦績105戦99勝5敗1分の那須川に対し自身も100戦95勝と驚異の戦績を誇る。高校1年にしてK-1甲子園を制すると15年にプロデビューし、先日K-1ライト級王者となったゴンナパー・ウィラサクレックを17年にKO、18年にはゲーオ・ウィラサクレックを日本人として初めてノックアウトした。この試合を最後にK-1を離れ、19年末の大会で芦田崇宏を初回KOで下し(キックルール)、今回かねてより表明していたMMAデビューとなる。

 平本は萩原を「弱いんじゃないか」「(打撃は)素人」と言い、敗北を予想してきた朝倉未来を「副業格闘家」と切り捨てる。「言い訳できないくらい完璧な仕上がり」「俺がRIZINを作る」――“そんなに言って大丈夫か”とこちらが心配になるほどその発言は奮っている。

 だが、立ち技の実績は疑うべくもないが、平本のMMA戦績は0戦0勝。アマチュア経験を積むことなくいきなりのプロデビューで、平本の方こそMMAにおいては素人だ。発言に実力が見合うのか、まだ分からない。しかし言葉の数々は試合のプロモーションとして十分。ファンはもちろん、“それ見たことか”と負けを期待するアンチも引きつける。

 SNS時代の昨今は自ら積極的に発信することでこうして耳目を集める選手が多くなった。まず平本と同じようにK-1を離脱しRIZINに渡った皇治。K-1時代は武尊の王座に挑み地元・大阪大会のメインも張ったが、タフさと粘り強さを武器に競り勝つタイプで、知名度に合った圧倒的強さを発揮できてはいなかった。しかし皇治は毎回“皇治軍団”と呼ばれる大量のファンを動員しており、戦う上で意味を成すパワー・スピード・テクニックといった要素同様、興行においては大きな力を有している。


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