延命治療希望はいつ伝える? 高齢者ホーム選びで実は大切な「看取り」のこと (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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延命治療希望はいつ伝える? 高齢者ホーム選びで実は大切な「看取り」のこと

武田洋子dot.#ヘルス
※写真はイメージです(GettyImages)

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いま求められる高齢者ホームのあり方について語り合った。左からストランデルさん、太田さん、安藤さん(撮影/小黒冴夏・写真部)

いま求められる高齢者ホームのあり方について語り合った。左からストランデルさん、太田さん、安藤さん(撮影/小黒冴夏・写真部)

太田 そこは重要なポイントですね。看取りのことまで考えない人が多いのですが、そういう話って最期が近づくとかえってしづらくなるので、入居のときから延命治療についての希望などをはっきりと伝えておくべきです。親の死を具体的に考えることはとても大切です。

ストランデル 超・超高齢社会に向けて、私がいちばんの課題だと思うのは、人材の育成です。介護業界の平均給与の低さは問題ですね。せめて世間の平均並みの待遇まで底上げしなければなりません。「この業界で働きたい」と言ってくれる若者はいて、私たちも毎年、新卒者を採用しています。業界自体への需要が高く安定しているので、いい企業を選べれば就職先として有望だと思うのですが。「命を預かる仕事だから」と自動化がなかなか進まないけれど、センサーの活用など、人でなくてもいい部分はIT化すると、若い人が入りやすくなるのではないでしょうか。行政の対応も含めて、体制の見直しが急がれます。

安藤 私も、海外からの人材なくしては、先々立ち行かなくなると危惧しています。コロナ禍がブレーキになってしまっているので、政策として外国人受け入れと養成に注力する必要があると思っています。

太田 年金が先細りになるのは明らかですが、今のところは、お金がなくても勉強すれば、さまざまな選択肢があることがわかります。知らなければ使える制度も使えないので、受け身ではなく、能動的に自分で調べることが道を開くと思います。

ストランデル 施設には経営理念や方針、人員配置などの運営状況を、誠実に公開し“見える化”する姿勢が求められています。ただ、課題は多々ありますけれど、いいケアができる時代になりましたよ。


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