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Zoomで葬儀参列を目の当たりにした鈴木おさむ 別れのかたちも進化の予感

連載「1970年生まれの団ジュニたちへ」

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放送作家の鈴木おさむさん

放送作家の鈴木おさむさん

 放送作家・鈴木おさむさんが、今を生きる同世代の方々におくる連載『1970年代生まれの団ジュニたちへ』。今回は、故人の見送りについてつづります。

【表で比較】お墓や葬儀にかかる費用はどれくらい?

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 今日は葬儀の進化について。このコラムで知人の親族の葬儀に出た時の話を書いた。そこでさらっと書いたのが、告別式で流れた「映像」について。改めてその後、そのことをいろんな人に話したら、「初めて聞いた」と言われたので、そこを詳しく書いてみよう。

 その告別式の会場で、両脇にテレビモニターがあった。「このモニター、いつ使うのかな?」と思っていたのだが、告別式終盤、出棺前のお別れの際の「花入れの儀」の時に、そのモニターから映像が流れたのだ。

 平井堅の曲に合わせて、故人の子供の時からの映像が流れてくる。

 生前の幸せそうな日々、病気と闘う日々などが写真で紹介されていき、会場には涙の音が溢れていく。

 結婚式ではなれ初めVTRなどはもう当たり前の時代だが、告別式で映像が流れたのは初めて経験した。

 調べてみると「メモリアルビデオ」と言うらしく、葬儀でそういうサービスをやっている会社も増えているようだ。なにぶん、僕は初めてだったので、ビックリしてしまったのだが、もちろん泣いた。ただただ泣いた。

 あとで聞いてみたら、親族が好きな写真をたくさん選んで、好きな曲1曲を選曲し、まとめてもらうらしい。

 それを見て、初めて知ることもたくさんある。「テニスが好きだったんだな~」とか。正直、その映像が流れると悲しい。とにかく悲しく、悲しみが深くなる。だけど、永遠の別れなのだ。

 一瞬戸惑った自分がいたが、それでいいんだと思う。思い切り泣くのがいいんだと思う。考えてみる。自分だったらどうか?葬儀で流す映像。突然死でないのなら、自分で選ぶのもいいかもしれない。

 死ぬことを考え、自分の人生を振り返りながら、自分の葬儀に来てくれるであろう人のことを考えたりして、写真を選び、曲を選ぶ。その時自分は何を思うのだろう。どんな写真を選ぶのだろう?


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