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再生数13億回のママYouTuber「動画に大人の視点をいれない理由」

連載「ママYouTuberなーちゃんの三足わらじ生活」

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なーちゃん/二児のママ兼YouTuber。2014年にチャンネルを開設。長男・こうちゃんと出演する動画は子どもから親まで幅広い層から人気を集め、”ファミリー系YouTuber”としてカリスマ的存在に。登録者数は221万人(2020年5月時点)を誇る。

なーちゃん/二児のママ兼YouTuber。2014年にチャンネルを開設。長男・こうちゃんと出演する動画は子どもから親まで幅広い層から人気を集め、”ファミリー系YouTuber”としてカリスマ的存在に。登録者数は221万人(2020年5月時点)を誇る。

 YouTubeで大切なのは、視聴者の視点になって動画をつくることです。これができない人が非常に多いのですが、仕事もプライベートも、相手の視点に立つことは一番大事です。

【写真】長男のこうちゃんとなーちゃん

「好きなことで生きていく」という魅力的なキャッチフレーズとともに語られることの多いYouTuberです。このキャッチフレーズの影響か、自分の好きなことをしているように思われますが、実際は「(視聴者の)好きなことで生きていく」のがYouTuberです。

 私は子供向けに動画を作るので、子供目線で考えます。地上80~100cmの高さから世界を見ると、地面が近くて空が遠く、目の高さに映るものが違います。外で動画を撮影する際は、中腰で撮ることが多いです。その方が、動画を見る子供たちが疑似体験できると考えるからです。

 とくに息子が好きなものにはフォーカスし続けました。砂場、ダンゴムシ、アリ、道路の白い線、水たまりなど、どの子も必ず興味を示したり、その上を歩いたりするものです。大人から見るとなんの変哲もなかったり、何が面白いのかわからないことも多いです。息子に服を選ばせると、キツい原色の派手な柄やモチーフのものを選びます。キャラクターが大きく描いてあって、ママは選ばないタイプの服もありますが、外出先でその服を見た他の子がそのキャラクターの名前を叫んだりするので、子供には非常に魅力的に見えるんだなぁと思います。

 最近取り組んでいるアニメの制作も、大人の視点を入れないように作っています。息子は小さい頃に戦隊ヒーローを見ていたのですが、身を乗り出して見るのは変身した後の戦うシーンからでした。ママの私は、変身前の人間ドラマや若い俳優さんたちを見るのも好きでしたが、息子は変身する時を今か今かと待っていたのです。番組の構成上、ヒーローが変身するのは開始10~15分あたりからでした。

 私のアニメではヒーローは動画が始まって10秒以内に変身します。最初から変身して登場するキャラクターもいます。子供はストーリーの細かさよりも、変身した後のシーンを早く見たがるからです。

 子供にとっての「高品質」の基準は独特です。あえて音質を悪くしたり、簡易的に作る部分もあります。5年以上0~7歳の男の子のマーケティングをした結果の、「相手の視点に立ったコンテンツ」です。


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