■三塁手:ボブ・ホーナー(ヤクルト)

 次点:ダグ・デシンセイ(ヤクルト

日本では1年に満たないプレーながら大きなインパクトを残したホーナー。来日前からその打棒を発揮しており、1年目の1978年に打率.266、23本塁打、63打点の成績でナ・リーグ新人王になると、その後に30本塁打以上を3度、20本塁打以上を6度マーク。メジャーでも大砲として名が知られる存在だった。通算では10年間プレーし、1047安打、218本塁打、685打点という成績を残した。

ホーナーと同じヤクルトに在籍したデシンセイもメジャーでの実績は素晴らしいものがある。ホーナーとは違い、完全にキャリア晩年での来日となったが、メジャーでは15年間通算で1505安打、237本塁打、879打点、58盗塁をマーク。シルバースラッガー賞、オールスターともに1度ずつ選出されている。

■遊撃手:トニー・フェルナンデス(西武

 次点:アルシデス・エスコバー(ヤクルト)

メジャー通算2276安打をマークしたフェルナンデス。本塁打は94本と少ないが打率はメジャー17年間で.288と高アベレージをキープし、通算246盗塁とスピードも兼ね備えていた。守備力も高く、ゴールドグラブ賞を4度受賞し、オールスターにも5度選出された正真正銘のスター選手だった。ヤンキース時代の1995年にはサイクルヒットも記録している。

今シーズンからヤクルトに加入したエスコバーは、フェルナンデスと同じく長距離砲ではないが、メジャー通算で1367安打を記録。守備力も同様に素晴らしく、2015年にはゴールドグラブ賞に輝いている。

■左翼手:ベン・オグリビー(近鉄)

 次点:ロイ・ホワイト(巨人

ブルワーズ時代の1980年に41本塁打を放ちホームラン王となり、敬遠数でもリーグトップを記録したオグリビー。MLBでは16年間通算で1615安打、235本塁打、901打点を記録し、球宴には3度選出された。これだけの実績があるにも関わらず、日本でも常に謙虚な姿勢でプレーし続けた人物であったことでも知られている。

日本でも名門・巨人でプレーしたホワイトは、アメリカでも名門のヤンキース一筋で15年間プレー。圧倒的な成績こそ収めてはいないが、長い間レギュラーとして安定したパフォーマンスを見せ、15年間の通算成績は1803安打、160本塁打、758打点、233盗塁と立派なもの。オールスターにも2度の選出を果たしている。

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メジャーでも伝説を作った選手も!