木村花の死で露呈した「大人の配慮不足」 有名人はSNSとどう付き合うべきか (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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木村花の死で露呈した「大人の配慮不足」 有名人はSNSとどう付き合うべきか

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プロレスラーとしての素質も高く評価されていた木村花(画像は所属団体「スターダム」ホームページから)

プロレスラーとしての素質も高く評価されていた木村花(画像は所属団体「スターダム」ホームページから)

 女子プロレスラー・木村花さん(スターダム)が23日、22歳の若さで亡くなった。レスラーとしての素質に加え、タレント性も併せ持った将来が期待された人材だった。SNSなどを通じての誹謗中傷に心を痛め、自ら命を絶ったとみられており、なんともやるせない気持ちになる。

【写真】ここ最近で“炎上クイーン”と呼ばれるようになったのはこの人

 フジテレビ系で放送され、ネットフリックスでも配信されている恋愛リアリティー番組『テラスハウス』に出演していた。若者を中心に注目度の高いコンテンツであり、出演者の一挙手一投足に対してクイックに反響が寄せられる。木村さんも番組内での言動について、SNS上において視聴者からの度重なる批判にあっていた。

 今回の一件は人気番組であったことに加え、当事者が将来性豊かなアスリート。プロレス界はもちろん、他競技選手や芸能・著名人など各方面からのレスポンスが相次いでいる。

「著名人への誹謗中傷はこんな感じです」とダルビッシュ有(シカゴ・カブス)は虫の大群に襲われる人の写真を自身のツイッターでアップし、誹謗中傷への持論を語った。

 また、「俺んところに来い。そして末永く誹謗中傷のプラットフォームとして使用してください」とサッカー元日本代表の本田圭佑は「誹謗中傷する人へ」というタイトルで書き込みをおこなった。

 他にも数えきれないほど、怒りの声が聞こえてくる。これらの人たちは多かれ少なかれ『個人攻撃』にさらされた経験があるのは想像に難くない。

 ネットがなければ何もできないほどの時代になった。SNS等が果たす役割は重要かつ便利であるが、危険性も大きいのは誰もが認識している。しかし多くの娯楽が氾濫している現在、『人気商売』といわれる世界では、より濃密なものが求められる。その結果、サービスを提供する『アスリート、演者』側とお金を支払う『お客、ファン』側の距離が近くなりすぎた感が強い。

「かつてのアイドルは空想の世界にいる人だった。アイドルがトイレに入ることなど考えられない時代もあった。AKB48あたりから『会いに行けるアイドル』が常識化。握手会などで触れ合う機会も増え、SNSを通じてリアルタイムの情報も発信する。ファン側も知人感覚になり、何を言っても良い、となった。SNSはもちろん、握手会などで面と向かって暴言を吐く人は減らない」(芸能関係ライター)


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