不良から真の格闘家へ… 前田日明が、朝倉兄弟らに与えた「メインストリーム」への道 (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

不良から真の格闘家へ… 前田日明が、朝倉兄弟らに与えた「メインストリーム」への道

このエントリーをはてなブックマークに追加
長谷川亮dot.
格闘技大会THE OUTSIDEを立ち上げた前田日明氏 (c)朝日新聞社

格闘技大会THE OUTSIDEを立ち上げた前田日明氏 (c)朝日新聞社

 4月の横浜大会が中止となり、現在までで最新のRIZINとなっている2月の浜松大会「RIZIN.21」。メインでは朝倉未来がメキシコのダニエル・サラスに2R KO勝ち。18年8月のRIZIN参戦以来の連勝を7に伸ばした。

【写真】かわいすぎるレスラーとして女子プロレス界にアイドル旋風を巻き起こした選手はこちら

 同大会では第6試合で金太郎が初出場。総合格闘技の老舗パンクラスでタイトルマッチも経験している金太郎だが、チョークでRIZIN初白星を挙げ、未来の実弟・朝倉海との対戦も期待されている。

 RIZIN初の静岡大会でメインイベントを務め、YouTubeではチャンネル登録者数100万人を突破。紛うことなくRIZINのエースとなった未来だが、弟の海もマネル・ケイプとのタイトルマッチでこそ敗れたが、昨年は当時の王者・堀口恭司をKO(ノンタイトル戦)する大アップセットを起こし、今や兄弟でRIZINの中心に立っている。

 そんな朝倉兄弟と金太郎の出発点となったのが前田日明が立ち上げた格闘技大会「THE OUTSIDER(ジ・アウトサイダー)」。「あしたのジョー」のように不良たちに眠る格闘技の才能を見出し、育成することを目的に2008年3月にスタート。そこから年4~6回のペースで開催された大会だ。

 旗揚げは2008年3月30日、ディファ有明。全22試合がマッチメイクされ、応援団同士の乱闘を警戒し入場口で金属探知機でのチェックがなされ、格闘家のエンセン井上や村上和成らが警備を務める物々しい雰囲気の中で行われた。

 名前の知られた不良たちの出場により第1回大会は話題を呼び超満員札止めとなったが、第1試合、後の人気選手・黒石高大vs秋山翼戦の後、あわや乱闘となる事態がさっそく発生。会場セキュリティーが間に入り乱闘は未然に収まったが、仲間を思う気持ちの表れか、アウトサイダーではその後もたびたび乱闘騒ぎが繰り広げられていく。

 また、毎回多数の観客を集めるアウトサイダーの成功を目の当たりにし、二匹目のどじょうを狙った類似大会が乱発。しかし前田自身は「アウトサイダーを地下格闘技にするつもりはない」と断言し、開催を重ねるにつれトーナメント制を敷き、チャンピオンも制定と、選手のモチベーションを上げ育成に力を注いだ。


トップにもどる dot.オリジナル記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい