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「虎党」ダンカン氏、「球児番」松下氏が語る“本当の藤川球児”

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山岡則夫dot.
阪神・藤川球児 (c)朝日新聞社

阪神・藤川球児 (c)朝日新聞社

 阪神・藤川球児の評判が良い。大ベテランになったにもかかわらず、すべての面でこれまで以上の輝きや存在感、凄みを見せている。

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 2012年オフ、NPBを代表するクローザーとなっていた藤川はメジャー挑戦に打ってでた。しかし、米国の地では故障に悩まされるなど不遇とも言える時間を過ごした。2016年の阪神復帰後は以前のように試合を締めくくるクローザーではなく、ブルペンの一員として状況に応じてマウンドに登っていた。時にはチームの勝利に直結するような状況ではない時もあった。

 しかし昨年後半、チーム状況からクローザーを任されるようになると結果を残し続け、存在感が一気に増した。心技体のすべてが充実し、かつての『絶対的』と言えるような姿が戻ってきた。

「立場が人を変えるではないが、やはりクローザーという役割が自分を支えている部分は大きい。結果を残すことがイコール、チームの勝利ということだから。毎日、テンションが高い」(藤川)

 長年親しんだ重要な役割が熱さを取り戻させた。

 1980年生まれ、不惑の40歳を迎える年である。世間一般に言われる『松坂世代』。客観的に見れば、プロ生活の着地点も考える時期である。しかし、すべてに逆行するかのように、ここへきてさらなる進化を遂げている。

 では、長年にわたって阪神を見てきた生粋の“虎党”ダンカン氏と、「球児番」とも呼べるデイリースポーツ・松下雄一郎氏の2人は現在の藤川球児をどう見ているのか。

 可能な限り球場に足を運ぶダンカン氏は常に準備を怠らず、阪神のブルペンを守り続けている藤川をずっと見てきた。

「モチベーションがまったく違う。これまでも勝利への執念は人一倍強いものがあったが、さらに強くなっている。勝つためにはいつでも投げる。どんな状況でも投げる準備はできている。そういうのを尋常でないほど感じる」

 優勝に絡んだシーズン、春先から早々と順位を下げた年……。藤川の長い現役キャリアのなかで、阪神は浮き沈みが激しかった。その中で常に変わらずコンディションを維持するのは並大抵のことではない。支えたのはメンタル、とダンカン氏は言う。


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