かつては好感度ナンバーワンタレントだったベッキー (C)朝日新聞社
かつては好感度ナンバーワンタレントだったベッキー (C)朝日新聞社

 11月9日にタレントのベッキー(35)が読売ジャイアンツの二軍内野守備走塁コーチ・片岡治大との間に第1子を授かったことが報じられた。2016年、「週刊文春」がスクープした川谷絵音との“ゲス不倫騒動”ですべてを失った彼女にとって、ママタレントとして再ブレイクを予感させる展開だが、実際はそんな簡単な話ではないらしい。女性週刊誌の記者は次のように語る。

【写真】新元号を予想して大バッシングを浴びたベッキー

「好感度ナンバーワンタレントとして人気を博していたベッキーだけに、“ゲス不倫”で地に堕ちたイメージはいまだに回復できず、本来ならば誰もが祝福してもおかしくないような今回のご懐妊ですら、ネットでは『川谷の家庭を壊しといて、どのツラさげてママタレになる気なんだよ』と辛辣なコメントが早くも多数あがっています。ママタレといえば、木下優樹菜さんが『タピオカ恫喝騒動』で活動自粛を発表したばかりですが、530万人のフォロワーを擁する彼女のインスタのコメント欄がいまだに炎上していることからもわかるように、ママタレには清廉潔癖なイメージは必須。ベッキーがママになって子供との生活をSNS上にアップしようものなら、即炎上でしょう。ママタレとして再ブレイクの可能性は極めて低いのではないでしょうか」

 とはいえ、ベッキーは最近復活の兆しを見せている。12月7日から放送予定のドラマ「悪魔の弁護人 御子柴礼司」(フジテレビ系)では6年ぶりに連ドラレギュラー出演が決定。また三池監督の「初恋」(主演・窪田正孝)にも出演しており、来年2月の公開が決定している。女優として再出発を果たした感もあるが……。民放ドラマプロデューサーは次のように語る。

「今回の連ドラフル参戦が6年ぶりだとフジテレビの公式ホームページにも書いてありますが、実は昨年にBSジャパンの『くノ一忍法帖 蛍火』という連ドラに主演をしてるんです。地上波ではないですし時代劇なので視聴率的にも低迷し話題にもならなかった。しかし、今回の『悪魔の弁護人』は東海テレビ制作で“大人の土ドラ”と称され、低予算でありながらパンチのあるストーリーとキャスティングで好評を得ています。そのため、言い方は悪いのですが、旬を過ぎた役者さんが多数登場する。とはいえ、役者の底力が見られるという意味では見どころの多い枠でもあるのですが、ベッキーさんはおそらくそのような意味合いでキャスティングされたんでしょう。今、バラエティからほとんど声がかからなくなった彼女は女優として再起を図りたいのだと思うのですが、やはり彼女の最大の魅力は等身大のタレント性。ですから、芝居はうまいのですが、何を演じてもやはりベッキーさんに見えてしまう。正直、女優としては致命的でしょうね。ただ、最近役者が不祥事を起こして撮り直しを余儀なくされるトラブルが続発していますが、ベッキーさんは二度と過ちを犯さないはずなので、その点では“安全なタレント”なのではないでしょうか」

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藤原三星

藤原三星

ドラマ評論家・芸能ウェブライター。エンタメ業界に潜伏し、独自の人脈で半歩踏み込んだ芸能記事を書き続ける。『NEWSポストセブン』『Business Journal』などでも執筆中。

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